News & Career Advice

10.Nov.2021

ビクトリア州の職場でのワクチン接種の義務化について(10 November 2021)

ビクトリア州では、出勤許可のある労働者に対してワクチン接種の義務化が間近となっており、一部の労働者に対してはワクチン接種期限がロックダウン解除とともに前倒しとなりました。 義務化対象となるビジネスはAuthorized providers listに記載されている業種となり、ロックダウン中に出勤が許可されていたビジネスのほとんどが含まれます。 リストに含まれる業種は小売、薬局、金融機関、新聞販売店、洗車場など、多岐に渡ります。(フルリストはこちら) 対象となるビジネスは、従業員が10月22日までに1回目、11月26日までに2回目のワクチン接種完了を確認する必要があり、これに違反した企業には最大で$10,904の罰金を科すとしています。 10月22日にビジネスを再開したホスピタリティ業界については、ワクチン接種期限も前倒しとなりましたが、急な義務化へのスケジュール変更に関してホスピタリティ業界では混乱が起き、オーストラリア・ホテル協会はビクトリア州政府に対し猶予期間を要求しているなど、まだまだ変更も多発しそうです。 職場におけるワクチン接種の義務化やオフィス復帰の条件については、州政府の方針に基づいて、最終的には企業・ビジネス単位で決定していきますので、従業員は勤務先のHRと確認し、雇用主・ビジネスオーナーは州政府の発表を確認しながら、職場の安全を守る対策が必要となります。 <参照> SmartComany – Vaccine mandates: A state-by-state guide for businesses

05.Nov.2021

オーストラリアで2022年に技能ビザ発給拡大 〜 移民減少の影響を軽減へ(2021/10/22(金))

豪、来年に技能ビザ発給拡大 移民減少の影響を軽減へ (2021/10/22(金)) オーストラリアのホーク移民相はこのほど、技能ビザの発給を来年に拡大させる方針を明らかにした。 新型コロナウイルスの感染流行を受けた入国制限で、国内では既に技能労働者や農業従事者の不足が起きており、関連ビザの発給増加で経済への影響を軽減したい考えだ。 モリソン政権はこれまでのところ、永住ビザの発給数を年間16万件に設定しているが、オーストラリア商工会議所(ACCI)が引き上げを求めている。オーストラリアンなどが伝えた。 ホーク移民相は、海外在住のオーストラリア人の帰国が優先課題だとした一方、技能労働者の不足にも対応するとし、留学生の受け入れ再開も重要だとしている。 オーストラリアはコロナ禍前、年間約24万人の移民を受け入れていた。移民はこれまで、人口増加分の3分の2を占めていた。 フライデンバーグ財務相は、労働投入量の増加と経済成長の拡大が相関していると考えており、コロナ禍からの復興期に移民拡大が必要だとしている。   カナダ意識で対策必要 オーストラリアの2020/21年度(6月期)の人口増加率は0.1%となり、前年度の1.3%から急落している。 コロナ禍前の予測では、オーストラリアの人口は55年までに4,000万人となり、60年には4,400万人に拡大するとされていた。 一方、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の影響を加味した最新の政府予測では、本年度の人口増加率は0.2%で、人口が3,880万人を超えるのがコロナ禍前の予測より6年遅くなるという。連邦政府は、人口増加ペースが遅くなることで今後数十年間の経済に影響が及ぶとしている。 海外ではカナダが労働力不足を補うために、今後3年間に120万人の移民を受け入れる計画を発表している。オーストラリアが無策を続ければ、他国に移民が流れる恐れがある。   <Resources/参考情報> The Daily NNA豪州&オセアニア版(Australia & Oceania Edition) https://www.nna.jp/corp_contents/ https://www.nna.jp/news/result/2252692#豪、来年に技能ビザ発給拡大

04.Nov.2021

2021年11月1日より21のAwardsで最低賃金が上昇 / 21 Awards to increase starting 1 November 2021

2021年11月1日より21項目のAwardsで最低賃金が上昇となりました 今回の最低賃金の上昇は、2021年11月1日、若しくは初めてのお給与日(The first full pay period on or after 1 November 2021)より適用されます。(例:水曜日がお給与日である場合、新しいAwardの適用は11月3日(水)からとなります) 変更が決定したAwardは以下の通りです。 Pilots Award Cabin Crew Award Airline Ground Staff Award Airport Award Alpine Resorts Award Amusement Award Dry Cleaning and Laundry Award Fitness Award Hair and Beauty Award Hospitality Award Live Performance Award Models Award Marine Tourism and Charter Vessels Award Nursery Award Racing

28.Oct.2021

ロックダウン後のオーストラリア就職・転職活動と採用事情 〜企業側の採用活動難航、職への安定を求める求職者が急増中〜

2020年3月のオーストラリア内でのパンデミック開始から現在(2021年10月26日時点)まで、6度のロックダウンを経験したメルボルンをはじめ、オーストラリア全土でロックダウンが繰り返し実施されました。特に2大都市(シドニーとメルボルン)が長期のロックダウンを経験したことは、国内経済にとっても非常に大きな打撃となりました。  その影響は当然ながら、オーストラリアの採用市場にも及んでおり、現在も「求人数」は劇的に増加している一方で「求職者数」は著しい減少傾向にあるという現象が起きています。その理由は「雇用の安定」を重要視する在職者が増え、その結果、離職率が低下し、就職活動が活発化していないことが考えられます。  SEEK社独自のアンケートでは、Covid-19によるロックダウンや規制の影響により30%を超える在職者が「転職活動の計画を中断」し、40%が安定雇用が維持できなくなる恐れを懸念して「転職活動を躊躇している」という結果もあるほど、オーストラリアの採用市場における人の流れは鈍化しています。  その一方で、雇用の安定性が高い職への需要は高く、そのような職の求人に対しては応募者も非常に多く集まっています。これは、特に昨年のメルボルンの半年を超えるロックダウンの影響が大きく、非常に多くの人が一時帰休(stand-down)や解雇を経験したため、再就職先としてロックダウンの影響が少ない、または解雇リスクが低い職種・職場を選択している傾向が出ています。 具体的な人気の職種としては、看護師、プラマー、保育士の他、SEEK社のデータによれば、当社のような人材のリクルーターも市場の人気は高いようです。  とはいえ、全体的に総じて言えることは、苦労して掴んだ安定した定職を放棄し、この時期にわざわざリスクの高い転職活動(特にロックダウンにより打撃を受ける可能性のある業界やポジションへの転職)を視野に入れることは難しく、その結果として、雇用市場における人の流れが停滞し、全体的な求職者の減少に繋がっていることは間違いありません。  また、いまも収束の見えないCovid-19の感染発生やその対応規制が続く以上、多くの求職者・在職者にとって「安定した雇用の保障」の優先順位はこれまでと比較にならない程に上がっており、もはや、給与や業務内容を超えて最優先条件にまで上がっているとも言えます。  この様な安定志向の雇用市場への変動に対し、人材を採用する企業側も積極的に意識を向けて対応することが求められています。  人材の流動性が著しく低下している現状では、以前と同じ採用方法や求人アピールでは良い人材を採用することは出来なくなっており、優秀な人材確保に向けて、いかに安定した採用条件を求職者へ提供できるかが鍵になっています。  具体的には、最近では多くの企業が求人情報の中に「職の安定性」を記載することが増えています。  その他にも「働き方の柔軟性」や「企業の社風や文化」「オファーできる今後のスキルアップ(トレーニングなど)」なども明記し、求職者へ給与だけでないプラスアルファの安心を提案する工夫を行う求人広告が増えてきています。これ以外にも「企業の評価基準」や「今後の昇進」について、より詳しく求人情報へ明記することで、求職者に企業での働き方へ共感を持って頂き、やり甲斐へと繋げようとする企業側の努力も見受けられます。  Covid-19のパンデミックに伴うロックダウンや規制のお陰もあり、リモートワークが一気に定着し、人の働く環境や価値観が劇的に変わっていく中で、良い人材を採用し、そういった人材に社内で活躍し続けてもらう為にも、企業も既存の価値観や考え方を打破して、柔軟に変化していく時期が来ていると言えそうです。  <参考>  Susan Muldoney. “Competition of talent rises as candidates prioritise job securities”. SEEK employment trend. August 2021. https://www.seek.com.au/employer/market-insights/competition-for-talent-rises-as-candidates-prioritise-job-security?tracking=EMC-SAU-eDM-HVisContentFeature-26659&utm_segment=Recruiter_AETrue&utm_source=SEEK&utm_term=&utm_content=46494&utm_id=911ae90b-a233-45b8-8baf-96b7437843a0&sfmc_id=133859100&sfmc_activityid=a2da8a97-35ce-48ac-806c-7391f5ec0365&utm_medium=eDM&utm_campaign=HeDMVisInsightsAug#security 

17.Oct.2021

Becoming a permanent employee/カジュアル従業員における法改正の施行

[Career Meister News]*English follows Japanese 2021年9月27日、カジュアル従業員における法改正が施行となりました。   雇用主には、12ヶ月以上継続雇用しているカジュアル従業員に対して、正規雇用をオファーする義務が発生します。(詳細はこちらから)  この法律に違反した場合、会社に対して$66,000以上の罰金、又は個人に対して$13,000の罰金が課せられる可能性があります。(詳細ははこちらから)     カジュアル従業員を雇用されている場合、以下ステップをご確認下さい。  1. 該当するカジュアル従業員の有無を確認する  12カ月以上且つ最低6カ月以上継続して雇用しているカジュアル従業員が対象となります。 又、今まである程度決まった就業時間での勤務をしているカジュアル従業員が対象で、正規雇用後も同等の時間で就労可能なことが条件となります。  2. 雇用期間12カ月時点から21日以内に書面でオファーを提示する  過去6カ月以上フルタイム雇用の場合:フルタイムをオファー  パートタイム雇用の場合:パートタイムをオファー  3. カジュアル従業員は2.に対し、21日以内に書面にて回答する  従業員より回答が無い場合は、オファーを断ったとして判断が可能  カジュアル従業員で本改正が適用とならない場合、雇用主は書面にて説明する義務がある  <小規模会社の場合>  従業員が15名以下の小規模会社の場合、雇用主から正規雇用をオファーする義務は発生しません。代わりに、同一雇用主のもとで12カ月間継続的に就業したカジュアル従業員より、正規雇用への変更要求が可能となります。雇用主はこれに対し、21日以内に回答する必要があります。  拒否する場合は書面にて理由を提示  適正な理由がある場合のみ拒否が可能(詳細はこちら)    From 27th September 2021, new laws will apply to casual workers who has worked in the same entity for 12 months.  (Details here)  Employers will now be required

29.Sep.2021

Victoria’s Roadmap/ビクトリア州ロードマップ

[Career Meister News]*English follows Japanese ■ビクトリア州ロードマップ 2021年9月19日、ビクトリア州政府は連邦政府が発表した「新型コロナウィルスへの今後の対策」を実現する為のロードマップを発表しました。  これは入院率、ワクチン接種目標など既にナショナルプランで設定されている基準をもとに作成したものであり、ロードマップに記されている各ステップの条件は、医療制度を維持する為に重要な基準となります。  ビクトリア州では、ナショナルプランのPhase A~Dを以下の日付で段階的に進めていきます。  9月26日(Phase A): 16歳以上の初回ワクチン接種80%到達  10月26日 (Phase B): 16歳以上の2回ワクチン接種70%到達 (ロックダウンの解除) 11月 5日 (Phase C): 16歳以上の2回ワクチン接種80%到達 ※この段階からメルボルン都市圏とその他の地域に同じロードマップが適用されるようになります。  11月19日(Phase D): 12歳以上の2回ワクチン接種80%到達 ※連邦政府のロードマップに準ずる  各フェーズでの規制解除の詳細内容は日本語版が日本領事館のWEBに記載されています。VIC州のロードマップ(英語版)と併せてご参照下さい。  <在メルボルン日本国総領事館>  https://www.melbourne.au.emb-japan.go.jp/itpr_ja/vic0921_00001.html   <VIC州Roadmap(英語)>  https://www.coronavirus.vic.gov.au/victorias-roadmap    ■Victoria’s Roadmap Delivering the National Plan The Victorian Government has announced Victoria’s new roadmap to deliver the National Plan.   The roadmap is based on expert modelling from the Burnet Institute and is set

07.Sep.2021

RETAIL AWARD 2.5% increase to minimum wage starting 1 September 2021/2021年9月1日よりRetail Awardの最低賃金が2.5%上昇 

[Career Meister News] *English follows Japanese ■2021年9月1日よりRetail Awardの最低賃金が2.5%上昇  2021年9月1日より、Retail Award (小売業)につき、最低賃金が2.5%引き上がります。 2021年11月1日付で賃金が引き上げられるAward Groupについては、こちらから確認ください。 また、各Award group の賃金引上げ時期は異なりますので、詳しくはAnnual Wage Review 2021をご参照ください。 Fair Work CommissionのPay CalculatorとPay guidesもアップデートされましたので、こちらも併せてご確認ください。   ■RETAIL AWARD 2.5% increase to minimum wage starting 1 September 2021 Following the Annual Wage Review 2021, the Fair Work Commission announced a 2.5% increase to pay rates in the Retail Award. The

08.Feb.2021

Group 3 Awards (retail, accommodation, food services) minimum wage increase by 1.75%

【Career Meister NEWS】Group 3 Awards の賃金変更   [English follows Japanese]  皆さん、こんにちは。Career Meisterです。  今年最初のCareer Meister Newsは「Group 3 Awards の賃金変更」についてになります。    これまでの最低賃金変更のまとめ  2020年6月にFair Work Commissionは最低賃金の改定(1.75%の上昇)と、アワードを3つのグループに分け、3段階に時期をずらして実施することを発表  2020年7月1日「Group 1 Awards」において、最低賃金が変更  2020年11月1日、建築業界や製造業界などが含まれる「Group 2 Awards」の最低賃金変更   「Group 3 Awardsの最低賃金変更」  2021年2月1日から、小売業・宿泊施設・飲食業・観光業などが含まれる 「Group 3 Awards」の最低賃金が1.75%上昇となりました。  Fair Work CommissionのPay CalculatorとPay guidesもアップデートされましたので、こちらも併せてご確認ください。   Pay Calculator  Pay Guides      Annual wage review – 1 February 2021 changes  Hello, everyone.  The very first

01.Dec.2020

Clerks Awardにおける一時的なフレキシビリティーの再延長:Temporary flexibility in the Clerks Award extended again

Clerks Awardにおける一時的なフレキシビリティーの再延長    Fair Work CommissionはClerks Awardのスケジュール1(Schedule I)の再延長を発表しました。  スケジュール1では、職場におけるコロナウィルスの影響を制御・管理するためにAwardの柔軟性を提供し、現行では2021年3月29日まで適用されます。     スケジュール1とは?  スケジュール1とはClerks Awardにおける一時的なスケジュールで、コロナウイルスの影響下にて適用される追加のAwardの柔軟性を意味します。  下記の項目における柔軟性が含まれています。  フルタイム、パートタイム社員の勤務時間  年次休暇(annual leave)    このスケジュールは2020年3月28日にアワードに追加され、2020年6月28日に終了される予定でしたが、 Fair Work Commissionは2021年3月29日まで適用を延長することを発表しました。  下記が含まれます。  スケジュール1に基づく従業員への指示の条件  在宅勤務における業務時間の変更  フルタイムとパートタイム従業員の勤務時間の変更  年次休暇取得の申請に関する追加の保護  コロナウィルス影響下におけるClerks Awardの柔軟性の最新情報はこちらをご確認ください。    コロナウィルスとオーストラリアの職場関連法(Workplace Laws)  職場がコロナウィルスの影響を受けている場合、職場での権利や責務についての情報(下記を含む)をご確認いただけます。  延長されたJobKeeperスキーム  仕事・職場への復帰  代替作業・業務の取り決め   職場での健康と安全(workplace health and safety)  休暇と支払いの権利  詳しくはこちらからご確認ください。   Temporary flexibility in the Clerks Award extended again  The Fair Work Commission has

29.Aug.2019

キャリア マイスターについて

Career Meister(キャリア マイスター)は2015年2月に創業し、メルボルンを拠点に「人材紹介(正社員・契約社員)」「人材派遣(カジュアル)」、そしてオーストラリアでの「人事コンサルティング」を展開している企業です 。

Back to Career Advice Index

Have an enquiry?
We're here to help you, click here to contact us!