28.Aug.2021
Work Permit(出勤許可証明書)制度、再び導入へ
[Career Meister News] Work Permit(出勤許可証明書)制度、再び導入へ ビクトリア州政府は、再度ロックダウンの延長を発表しました。 8月17日(火)11:59pmより、メルボルンを拠点する全企業の雇用者は、必要に応じ、職場への出勤を必要とする従業員(Authorised Worker)に対し、Work Permit(出勤許可証明書)を発行することが義務付けられました。 Work Permitの発行を雇用者が怠る、または、Work Permitを従業員が所持をしていない場合は双方へ罰則が課さられますので注意が必要です。 ■メルボルンの全ての労働者はWork Permitの所持が必須となります 職場に出勤する際は、全従業員がWork Permitを所持する必要があります。 ビクトリア州政府が指定するAuthorised Activitiesに該当し、従業員の出勤が業務上必要不可欠であり、また、在宅勤務の提供が困難な場合は、その企業の雇用者は従業員へWork Permitの発行を行います。 医療従事者、緊急サービス従業員、法執行に関わる職員は、職務上の写真付きIDを携帯している場合、Work Permitの所持は必要ありません。また、全従業員が在宅勤務の場合、Work Permitの発行は必要ありません。家庭内暴力等のやむを得ない状況により、在宅勤務が困難な場合にもWork Permitの所持は必要ありません。 コロナ感染・感染の可能性がある従業員につきましては、Work Permitの利用はできません。自宅待機を実施する必要があるので注意が必要です。 ■Work Permitの発行方法について 雇用者はテンプレートをダウンロードし、従業員へ提示してください。 Work Permitのテンプレートはこちらで入手できます。 テンプレートには、署名が必要です。署名は(手書き・電子どちらでも可)、権限のあるCEO、HRマネージャーやオペレーションマネージャー等と従業員が、双方で行います。テンプレート記載の情報について、警察や関連機関より確認の問い合わせが入る可能性もありますので、注意が必要です。 初回はメールやショートメッセージで仮のWork Permitを送付できます。こちらはWork Permitを引き取る際の移動時に代用することができます。 更に、従業員は写真付きの身分証明書を通勤時・帰宅時に携帯している必要があります。 出勤許可証明は電子ファイル(写真・スキャン、コピー)のものでも結構です。 ■Work Permitを発行する際、必要な情報 Work Permitを発行する際、以下の情報が必要になります。 雇用者名・ABN・会社住所・企業名 従業員の名前、生年月日 従業員の通常勤務時間、勤務地 また、企業はCOVID-19 Safe Planの条件を満たし、職場で必ず実施していることが義務づけられております。 ■従業員がWork Permitを所持していない場合の罰金について 規則に違反した場合、企業並びに従業員、両方へ罰金が課されますので注意が必要です。 従業員が出勤・帰宅中、Work Permitを所持していない場合、違反金としてその場で罰金(上限$1,817)が課さられます。同時に、雇用者側も上限$10,904の罰金が課されます。 更に、上記にある、Work Permitの必要条件を満たさない従業員に対し雇用者がWork Permitを発行してしまった場合、従業員に対し上限$21,808、企業に対し上限$109,044の罰金が課されます。