オーストラリア就職

日本人が暮らしやすい「オーストラリアの都市ランキング」2035年版【オーストラリア就職#37】

前回の動画では、2025年時点で「日本人が住みやすい都市はどこか」を独自の評価項目でランキングにしました。今回は、10年後の2035年版を解説していきます。

2035年には、オーストラリアも日本と同様に、テクノロジーの進化、働き方の変化、グローバルな移住トレンドによって、日本人にとって住みやすいオーストラリアの都市が変動している可能性があります。

「住みやすさ」の定義はキャリアステージ、家族構成、ライフスタイルによって異なりますが、このランキングが移住を検討されている方の将来計画の参考になれば幸いです。 今回の動画では、仕事の獲得しやすさ、教育環境、日本人としての暮らしやすさなど、キャリアとライフスタイルに重きを置いた独自の10項目の評価基準に基づいてランキングをしました。2035年、日本人が「本当に住みやすい」と感じるオーストラリアの都市はどこか?独自の視点で解説していきます。

それでは見ていきましょう!

オーストラリア各州の州都に、生活都市として人気のゴールドコーストを加えた全9都市を評価しました。

  • メルボルン(VIC)
  • シドニー(NSW)
  • ブリスベン(QLD)
  • パース(WA)
  • アデレード(SA)
  • キャンベラ(ACT)
  • ホバート(TAS)
  • ダーウィン(NT)
  • ゴールドコースト(QLD)

評価項目:

評価軸 補足点・将来変動リスクの例
① 日系・日本語求人の継続性 海外拠点維持型の企業、日本語教育機関などの存在感
② キャリア多様性と移動の自由度 転職のしやすさ/都市内外の異業種への接続性
③  高収入職アクセス AIに代替されにくい専門職/マネジメント層への昇進可能性/成長産業との距離感
④ ライフスタイル環境の維持性 気候・自然環境・災害リスクの変動
⑤ 家計収入と生活コストの均衡性 可処分所得/家賃・物価・教育費・医療費の変動
⑥ 教育インフラと将来性 公私立学校・高等教育機関の質と拡張性/移民児童の受け入れ体制
⑦ 医療アクセスと老後視点 医療施設の地域偏在・高齢期に向けたケアの質/移住者のヘルスケア利用のしやすさ
⑧ 日本人ネットワークと安心感 コミュニティ活動/移住者同士の助け合い体制
⑨ 都市インフラ整備の継続性 公共交通・道路網・都市計画の進展状況
⑩ 多様性と受容文化 日本人を含む移民層への文化的受容度・ヘイトクライム対策等

第9位 ダーウィン

10年後のダーウィンは、気候変動の影響がより顕著になります。地球温暖化の余波を一番受ける都市と予想されます。

暑さと湿度の厳しさが生活のハードルとなり、日本人のみならず移住先としては少数派のままの状況。また、医療や教育体制も整備が追いつかず、移民としては依然として少し住みにくいかもしれません。

一方で、新規開発により雇用は増えると予想されています。

第8位 ホバート

自然豊かで穏やかなホバートは、2035年も「隠れ人気都市」。リモートワークができたり、セミリタイア層には特に人気都市となっているようです。僕(楠本)も可能なら10年後はホバートに住みたいくらいです。ただ、前回もお話ししましたが、仕事をしていかないといけないとなると、まだホバートには移住できないなと思ってるんですよね。

医療や教育は絶対数が不足しているというのが、10年後のホバートの予想です。タスマニアは島なので、やはり物価が割高になってしまったり、物流が滞ってしまうことはリスクとして考えられるでしょう。

地球温暖化がこのまま住んでいくと、これからオーストラリアもより暑くなることが想定されるので、ホバートは今よりも「住みやすい都市」として注目されていく都市になると思います。

第7位 ゴールドコースト

サイクロンなど気候変動による自然災害が今よりも頻発するようになると想定されます。18年前、僕(楠本)がオーストラリアに移住した当初より、体感としてサイクロンは明らかに増えています。リゾート都市の魅力は健在ですが、オーストラリアでは海沿いギリギリに家が立ち並んでいるので、高波などが増えるとその影響が少し心配ですよね。

今の予想では10年後も、観光業がゴールドコーストの主な産業だと想定されているので、高収入職へのアクセスは2025年と変わらずにあまり期待できません。ただし、家賃、住宅の値段は高騰すると考えられため、ゴールドコーストに住む場合は、リモート勤務として、他の都市の仕事をゴールドコーストでリモートする方が現実的な選択になってくるかもしれませんね。

第6位 アデレード

地方都市としては良好な医療と教育環境が整っています。また、留学生を誘致するなど再開発で都市力が上昇していることが予想されています。ライフスタイルを重視した生活を望む方であれば、暮らしやすい都市ですが、キャリアアップや多様な職業機会を求める層にとっては少し物足りなく感じるかもしれません。

アデレードは実は思った以上に砂漠が近いので、今後アデレードの街自体が大きく成長してくことは考えにくいかなと思っています。

「落ち着いた暮らし」を重視する人には根強い人気があると考えられますね。

第5位 パース

パースは2025年時点では4位でしたが、1つ順位を落としてしまいました。西オーストラリアの拠点都市として独自進化を遂げるパース!クリーンエネルギー関連や鉱山(マイニング)などで高収入職は10年後も健在していると予想されています。家賃も比較的安定しているため、他の東側の都市に比べると生活はしやすいかもしれません。一方で、資源輸出に依存しているため、リスク分散が課題となっています。パースを中心としたオーストラリアの資源輸出は現在中国が大きな輸出先となっており、10年後もこの状況が続いている場合、資源価格や経済的な面からその脆弱性がリスクとして挙げられているということになります。

また、パースは東部海岸との隔絶とありますが、これは物理的に解消できないですね。(笑)パースからだと、バリ島に行くのもメルボルンに来るのも時間的にはあまり変わらないんです。むしろバリ島は時差がなくて、メルボルンにくると時差があるくらいです。なので、孤独感なのか、孤立感は多少あるかもしれませんね。

第4位 ブリスベン

2025年は2位だったブリスベンですが、4位になりました。2032年にオリンピックを予定していますので、都市開発やインフラが整備されていきます。リスクとしては、ゴールドコーストと同様に、気候的要因(熱波・高波など)が挙げられます。人口もかなり増加すると考えられますので、住宅や医療の圧迫は懸念の一つとなります。

一方で、人口が増えるので、仕事も増える、雇用が増えていくと想定されます。シドニーやメルボルンほどではないかもしれませんが、そのギャップは埋まってくるのではないかと思います。ブリスベンを含むクイーンズランドには大学も多いので、雇用が増えて、卒業生の働き先が増えてくるといいですよね。

🥉第3位 キャンベラ

2025年5位だったキャンベラですが、ジャンプアップして3位になりました。キャンベラは10年後、教育都市として再注目されます。教育環境や治安の良さからファミリー層にも人気があります。イメージとしては、エンタメ的な楽しさはないかもしれませんが、平凡・平和で教育水準も高い都市として洗練されていく感じだと思います。海に面していないので、サイクロンなどのリスクはあまりなく、自然環境的に安定しています。

🥈第2位 シドニー

物価高は続きますが、都市の国際競争力はトップレベル。物価と住宅価格がシドニーで暮らすための圧倒的なリスクになります。それに伴い、格差拡大のリスクも予想されています。また、東海岸なので、高波や洪水のリスクはどうしてもついてきてしまいますので、気候変動による注意は必要ですね。

日系企業の進出、職の多様性、交通の利便性が高評価となり、収入があれば日本人にとっても住みやすい街として定着していくと思います。「キャリア重視」「世界的グローバル企業」で働く人にとっては引き続き最適な選択肢であることは間違いないと思います。

🏆第1位 メルボルン

栄えある1位はメルボルン!文化・教育・キャリア・多様性…どの軸でも高評価でした!

都市機能は成熟して、再開発も進みます。特にメルボルンの北部と西部を開発していくとされています。リスクとしては、寒さが厳しくなること。それに伴い、暖房代の高騰がリスクとして挙げられます。他の都市が暑すぎるのに対して、メルボルンは冬の寒さがリスクとなっています。

 

いかがでしたか?少し駆け足となってしまいましたが、2035年版をお送りしました。

都市選びの基準は人それぞれですが、自分らしいオーストラリア生活の参考にしていただければ幸いです。


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