News & Career Advice

01.Oct.2024

オーストラリアの働き方ー出社義務化とハイブリッド勤務の行方ー

2024年初頭から、オーストラリアではポストコロナ時代の雇用状況の変化により、在宅勤務と出社勤務を巡る議論が活発化しています。出社と在宅勤務を織り交ぜた「ハイブリッド勤務」が定着したものの、企業と従業員の間で働き方の最適なバランスを巡る対立が表面化しています。労働法、企業方針、従業員の希望など複合的な背景から今まさにポストコロナの働き方が過渡期にあるように感じます。 世代別の出社傾向と地域差 興味深いことにオーストラリアでは、特にZ世代(1996~2010年生まれ)の従業員が他の世代に比べて出社率が高いということが調査によりわかっています。キャリアの初期段階にあり、ネットワーキングや学びのために出社を強要されている可能性もあるかもしれません。また、ニューサウスウェールズ州では公務員の出社推進が決まったのに対し、ヴィクトリア州政府は依然として在宅勤務を維持しています。 労働市場の変化と雇用主の動き オーストラリアの労働市場は、パンデミック直後の人材不足から一転し、市場の特徴として経済回復、移民増加による労働人口の増加、失業率の低下が挙げられます。したがって、雇用主優位の市場傾向(買い手市場)が強まっているのが現状です。企業は生産性向上を目的に出社を促しており、ANZ銀行やサンコープ、オリジン・エナジーなどの企業が、従業員に対して出社日数を増やすことを業績評価や報酬に関連付ける新しい取り組みを進めています。出社率が増加することで、メルボルンCBDなどでの活気や経済回復も期待されています。 雇用主と従業員の対立 先日、フェアワークでは民間企業の事務職を対象とする「クラークス・アワード」に在宅勤務に関する条項を導入する方針を発表しました。労働者としては、在宅勤務を重要な福利厚生として位置付けており、これが決定されると在宅勤務の選択肢が認められます。一方で、ロバート・ハーフの調査によれば、出社義務を導入した企業の31%で少なくとも1人の従業員が退職していると報告しています。出社義務化には一定の反発があり、買い手市場の中、「人材確保」の面からも従業員の要望とのバランスを取っていく必要があります。 AIの発展により業務効率化が進む一方で、企業は生産性向上と賃金のバランス、そして柔軟な働き方をどう取り入れるかが課題になります。「やることをしっかりやってればいい!」というオーストラリアらしい働き方が変化していきそうな予感です。この過渡期を乗り切るために、従業員は仕事へのコミットメントがより一層重要になり、企業側も従業員のニーズに柔軟に対応することが鍵となりそうです。 参考:The Daily NNA豪州&オセアニア版(Australia & Oceania Edition)

30.Sep.2024

【オーストラリア就職#22】オーストラリア平均年収1000万は本当?人材のプロが解説します!

オーストラリアは給与が高いと言われています。実際に平均年収が10万ドル(約1000万)に到達したということで、今回は人材業界の目線から平均年収1000万について紐解いていきます。 ▶️ 今回の動画のハイライト: 平均年収10万ドル(1000万)は本当か!? オーストラリアの年収中央値は? 年収の高い業界 平均年収10万ドルは事実! 給与は高い!豪生活の実態は困窮 活躍する日本人も増加 ※為替によって前後しますが、現在はAUD1ドル=100円近いので、1ドル=100円で換算しています オーストラリアの平均年収10万ドルは事実 オーストラリアの平均年収は10万ドル、これはAUD1ドル=100円と考えると1000万円に相当します。まず、平均年収1000万円(相当)が本当かというと、それはデータ上事実です。 ただ、実は日本円で年収約600−700万円あたりが中央値となっていて、実際にはこのくらいの年収を稼いでいる人が一番多いというのが現実です。なので、平均年収1000万は事実ですが、実際にはそこまで稼いでいない層もかなり多いということです。 業界によって給与が決まる この年収は、職業によっても変わってきます。お医者さん系、デジタル系はもちろんですが、オーストラリアでは資源系で活躍する人も給与が高いです。例えば、マイニングや天然ガスなどに携わる業務、近年では風力発電や太陽光発電に関する仕事が給与水準を引き上げています。逆に、ツーリズムやホスピタリティなどの業界は同じ職種だとしても給与が少し上がりにくい傾向があります。 特にパースでは、資源系の給与水準が高いために州全体の給与水準が高くなっています。一方で、シドニーやメルボルンなどでは、IT系や金融系が高いですね。また、給与は需給バランスにも影響されます。働き手がいないと給与が上がり、アドミンのような人気職は給与が上がりにくい傾向にあります。 Australian Bureau of Statistics (May 2024), Average Weekly Earnings, Australia, ABS Website, accessed 27 September 2024. Seekの年収が高い職業リストやAustralian Bureau of Statisticsのデータを参考にしてみてください。 High salary careers Average Weekly Earnings, Australia 実は日本の方が豊かな生活ができるかも? 日本の平均年収は450万程度です。それと比べるとオーストラリアの年収1000万はやっぱり高い気がしますが、実際のところは物価を考えると結構大変です。中央値の年収600−700万の層は生活がかなり圧迫されており、利率も上がっているのでローンや家賃の支払いで収入の50%程になってしまっているというのがニュースになる程です。なので、給料はいいですが、生活するとなると家賃などの支出も同じだけ大きいということです。物価に対して同じくらいの比率の給料であれば、日本の方が豊かな暮らしができるかもしれません。ただ、ワークライフバランスなど働き方は違うので、日本が合う人、オーストラリアが合う人もいると思います。 日本人でも1000万プレイヤーが増えている 一昔前までは、実は日本人で1000万稼げる人はほとんどいませんでした。業界的に給与が上がりにくいポジションで働いている人が多かったということです。しかし、オーストラリアで大学を卒業する人が増えたりしたことで、徐々にIT業界など働く人も増えてきました。高い水準の分野で活躍できる日本人が増えてきています。 動画をご覧いただいた感想や質問、今後のトピックに関するリクエストもお待ちしています。(動画へのご感想やご質問は、コメントやメッセージでお知らせください) Career Meisterでは、皆様のキャリアの成功を全力でサポートいたします! ぜひ動画をご覧いただき、新たなキャリアの可能性を広げてください!🚀✨  

13.Sep.2024

【オーストラリア就職#21】オーストラリアでキャリア形成!日本からパートナービザで移住、現地企業就職、働き方(後編)

🌟オーストラリア就職を目指す皆様へ!最新動画をアップしました!🚀 今回は現地企業で働く西前さんにインタビュー!現地での仕事探しの戦略や現地企業で働く醍醐味をお伝えいたします。後編ではどうやって希望職に現地就職できたのか、オーストラリア企業で働く醍醐味、働き方などについて伺いました。上司への接し方、給与交渉の仕方などオーストラリア就職、オーストラリアでのキャリア形成の参考にしてください! ゲスト:西前敦司さん 滋賀県で生まれ育ち、大学時代の語学留学をきっかけにオーストラリアのメルボルンへ大学留学。卒業後は日本に帰国しメーカーでキャリアをスタート。2021年に再び渡豪し、現在は豪のメーカー企業で調達を担っている。 ▶️ 今回の動画のハイライト: オーストラリアでの就活/転職 現地企業での働き方(上司との関わり方、給与交渉など) 現地企業で働く醍醐味 オーストラリアではどうやって仕事を探しましたか?ーとにかく数を打ちました。できることからスモールスタートでステップアップ! 移住したタイミングがコロナパンデミックの真っ只中だったので、まず、とにかく仕事がありませんでした。半年くらい仕事がない状況でした。Seek、LinkedInなど活用しましたが、ほとんど返信もなく、エントリーレベルで履歴書を提出しても全然引っかからず、履歴書を書き直してみても全然ダメ。「オーストラリアでの職歴がない」ことを理由に断られることが大半でした。とにかく自分ができそうな仕事に応募しまくって、採用された1社でオーストラリアでのキャリアをスタートしました。同じ物流業界ですが、倉庫でのピックアンドパック業務でした。想定はしていませんでしたが、そこでフォークリフトの資格も取得でき、現職でも役立っています。 働く環境として、社内での人材育成はありますか?ー「じゃあ、あとは自分でやってみて」という環境、自分で感覚を掴んでいくしかない ありません。この現地企業では日本のように先輩がついて教えてくれることはありませんでした。「こういう風にやってね」「じゃああとはどうぞ」みたいな感じでしたので、特に社内教育のような研修はありませんでした。自分で感覚を掴んでいくしかないですね。 オーストラリアでの就活はどうでしたか?ーネットワークは強いなと感じます。日本での職務経験は役に立っている 前述の通り、最初はLinkedIn、Seekなどまず返信が来ない。やはりネットワーク、コネが圧倒的に強いです。現職でも家族、友人のつながりで入社してくる方々がものすごく多いです。日本の職歴の評価についてですが、日本の職歴については触れられますが、深掘りはされなかった印象です。ただ、日本でも製造業で働いていたので、自分が会社のどの部分を担っているのか、全体像がわかるためスムーズに業務に馴染むことができて日本での経験は役立っています。 オーストラリアでの転職活動はどうでしたか?ーキャリア形成を考えてポジションを絞った就職活動をしました 2社目は、キャリアを形成していくにあたり、調達をやりたいと思っていたので、調達、サプライチェーンに的を絞って仕事を探しました。10社も受けていませんが、現職に転職できました。将来的にはサプライチェーンマネージャーなど、その会社の物の流れを全部管理できるようになりたいですね。 現地企業で働くのに苦労していることはありますか?ー英語ですね 自分以外は英語ネイティブですので、最初は「こいつら何言ってるんだ。。。」ってほど壊滅的にわからない。オーストラリアの大学を出ていても、専門用語が出てきたり、大学での英語のレベルとは違います。上司が理解のある方で、分からないことは聞いたら教えてくれるのでとても恵まれていますし、感謝しています。 現地企業での働き方はどうですか?ー僕 個人的には気を遣ってます 時間厳守については、締切に間に合うようにやろうとはしながらも結構雑談が多いです。そういう意味ではピリつく感じはないですね。コミュニケーションは、上司に対してもフラットに話せる環境です。ただ、僕は気を遣います(笑)相手の気を悪くしないように言葉遣いは配慮しています。「日本人っぽい」って言われますね(笑) ちなみにクビとかもあまりないですが、クビにされる人はちゃんとクビにされてます(笑)明らかに会社に来ない、仕事をしないという感じで、周りから見ても当然クビだろうという感じでした。 給与交渉はしましたか?ーしました、満額OKでした! はい、しました。希望額を提示して、なぜなら自分はこれをやったからだと1年間やってきた功績を話しました。提示額は、自分のポジションレベルでの市場の相場を求人サイトでなんとなく把握して、その相場感に合うようにな金額で提示ました。 オーストラリアで働く醍醐味は?ー自由なところ! 自由なところです。具体的には時間的な自由です。基本的には始業時間、就業時間が決まっていなくて、週38時間でやりくりするイメージです。なので、2時間残業した日があれば、次の日2時間早く仕事を切り上げることができます。 未来の地球人へのメッセージー言語習得がカギ 言語ができると強みになるので、英語を習得してほしいなと思います。また、教えてもらったことをすぐに実践する力、素直さも大事だなと思います。また、自分の仕事にプラスアルファ何かする人材が重宝されるように思います。自分は時間厳守、プラスアルファの仕事をすることは日本で学んだので、そういうマインドがあるとオーストラリアでも活躍できると思います。 パートナービザの方、パートナービザを目指す方へのメッセージー運転免許と希望職種の資格取得! 運転免許はあった方がいいです。運転できないと仕事を探せる幅が本当に狭まってしまいます。また、もし希望業種があるなら、資格取得がおすすめです。日本からでもオンラインで取れるものもあるので、資格を取得しておくといいと思います。 動画をご覧いただいた感想や質問、今後のトピックに関するリクエストもお待ちしています。(動画へのご感想やご質問は、コメントやメッセージでお知らせください) Career Meisterでは、皆様のキャリアの成功を全力でサポートいたします! ぜひ動画をご覧いただき、新たなキャリアの可能性を広げてください!🚀✨  

11.Sep.2024

【留学・海外就職を目指す方】質問に答えます!第二弾

皆さん、こんにちは。今回は前回の続きで「大学生からの質問に回答」第2弾です⭐️ 今回は大学生から頂いたご質問に楠本がお答えいたします!大学時代バックパッカーを経て、ニュージーランドへの留学も経験している海外留学、海外起業の大先輩が英語に関すること、海外で起業するということ、仕事のやりがい、なぜメルボルンのなのか?など仕事、留学、海外に関するご質問に回答していきます。ぜひ最後までお付き合いください。 🎩オーストラリアで人材紹介へ転職しようと思った理由 ー 海外でチャレンジしたい欲が爆発 NZ留学帰国後に入社した語学学校の運営・⽣徒獲得の営業から最終的には当時の会⻑秘書も経験し、仕事⾃体は充実していました。しかし、20代最後という節⽬でどうしても海外就職にチャレンジしたいという気持ちが抑え切れなくなりつつあったタイミングだったので、会社を辞める決断をし、転職活動をしていました。  転職は人材会社に絞っていたのではなく、職務経験から「営業」が自分の武器ということを自覚し、その武器で海外チャレンジできる仕事を探していたところ、たまたま「人材営業」と「支店の運営」いう自身の経験を最大限に活かせるポジションでオーストラリアの会社に採用してもらったことで、人材ビジネスに携わり始めたというのがきっかけです。  結果的に人材ビジネスはものすごく自分の性に合っていたということですね。  また、転職活動の際に留学を経験したNZを含めたオセアニア地域が第⼀希望でしたが、今振り返っても、オーストラリア、それもメルボルンに決まったのはもの凄く運が良かったと思います。   🎩働き方で日本と違うところ ー 日本は「野球」スタイル、オーストラリアは「サッカー」スタイルですね 2007年に日本を離れてしまい、その後は日本の働き方も大きく変わったと思いますので、今の状況についてはあまり把握していません。しかし、その当時の日本の働き方と比べるとオーストラリアの働き方は全く違いました。  日本で働いていた頃は終業時間後に本社でミーティングをやるということで、当時は甲府に勤めていましたが、21時過ぎに甲府から本社(東京・大崎)に向かい、23時頃に着いてからミーティングを1時間ほどやるといったことも何度もありました(当然帰れません)。  当時勤めていた会社だけではなく、どの会社も労働に対するルールが無茶苦茶だった部分が大小問わず色々とあった時代です。  一方で、豪州は個々人の権利や生活が非常に守られています。従業員と雇用主が平等か、従業員の方がより保護されているという労働環境のため、会社に属して働く環境としては非常に快適です。  また、勤務時間が9−17時ということであれば、時間が決まっているサッカーやバスケの試合のようにこの時間内に全力で仕事を終えて、延長戦は一切なしで帰ります。  万が一、どうしても終わらない仕事がある場合も「延長は60分のみ」みたいな、これまたサッカーの延長戦のように時間を決めて猛烈にやり、再延長はありません。  但し、この場合は延長60分で終わる程度の仕上げで仕事を終えてしまいます。そういう働き方なので、日本のように終わるまではズルズルやりますといった働き方はあまり歓迎されません。  日本は試合が終わるまでは時間無制限でやる「野球」スタイルが馴染んでいますが、豪州を含め、欧米は時間内で決着をつける「サッカー」スタイルですね。  🎩なぜオーストラリアなのか? ー オーストラリアでのライフスタイルが気に入っているから 今の活動拠点がオーストラリアなのは、純粋にオーストラリア(特にメルボルン)での生活が非常に気に入っているからですね。同時に行きたい所、住んでみたいところは沢山あるので、自分の会社の経営を維持しつつ(何しろそこが収入源ですので)、色々と世界各地に行ったり、住んでみたいとは今でも思っています。  バックパッカーは予算の都合で物価の安いアジアが中心になりましたが、社会人になってからはヨーロッパや北米にも長期で遊びに行ってますし、今は特にアジアに拘っていることはありません。  ただ、オーストラリアから近いということもあって、サーフィン旅行でインドネシアのバリ島は年に2回は行ってました。 🎩オーストラリアという海外で仕事をするやりがいは? ー オーストラリアで日本人が活躍できる場所を創出したい! 海外で仕事(特に日本と関わる仕事)を何年かしていると、気持ちの何処かに日本を代表して頑張っているという気持ちが芽生えます。特に私の仕事は豪州在住の日本人へ仕事を紹介したり、在豪の日系企業へ適切な人材を紹介するというサービスを提供していますので、直接的には日本人の雇用機会を創出し、間接的にも日系企業の海外進出とそこでの事業強化のサポートをしているという自負があります。  また、起業した大きな理由の一つには、日本人の活躍の場を更に創出していきつつ、そこから日系企業のグローバル競争力のより一層の強化に繋げたいという想いがあったからです。そういった部分には非常に大きなやり甲斐を感じています。  🎩なぜ起業する場所としてメルボルンを選んだの?ー経験からネットワーク・経験・知識を活用できる場所  メルボルンで約7年の⼈材業界での会社員経験を経て、⾃分のネットワークと経験・知識を活⽤すれば起業しても勝負できると判断したので、結果的にメルボルン⼀択での起業となりました。  起業にあたって、最も⼤事なことは「何を武器(専⾨性)」に「何処で勝負する(場所)」かだと思いますが、私にとってはそれが整っていたのがメルボルンだったということですね。  🎩今の仕事のやりがいと大変なことは何ですか? ー 「ありがとう」を活力に挑戦を楽しんでいます 何でもそうだと思いますが、一番大変なことは、始めることより、それを継続していくことです。  ビジネスも同じで、会社を立ち上げることはそれほど難しくありませんが、継続していくことは想像以上に大変です。会社員とは違って、経営者は常に会社を存続させていきつつ、自分で雇った従業員をちゃんと守っていかなければいけません。それが何より大変ですね。  と言いつつも、同時にそれが一番のやり甲斐でもあり、面白さでもあります。  ビジネスを継続させていく為には順風満帆な時も、コロナでのロックダウンの時も常に新しいビジネスや、より良い方法を計画・実践・反省を繰り返しながら、前進しています。  会社経営以外では、やはり仕事を紹介して採用された方から「ありがとう」と言ってもらえると嬉しいですね。  🎩オーストラリアでのお給料事情は?賃金が高めという印象がありますが、実際はどうなのでしょうか? ー 高いですが、生活費や福利厚生を考えると日本も悪くはない 賃金は間違いなく日本より高いですが、Living Cost(生活費)も高いです。なので給与が高い分、豊かであるというよりは、それだけの給与がないと生活するのがなかなか大変というのが実情です。  単純比較ですが、日本の最低時給(全国平均)が時給1125円であるのに対して、豪州の最低賃金は2024年7月時点では24.10ドルとなっています。(週給ベースでは$915.90)  また、日本でいうアルバイトは豪州では「カジュアル」と呼びますが、この場合は上記の時給に対して25%の手当が追加されます(その代わりに有給休暇などは付きません) 。 また、平均年収も日本とはだいぶ違います。  下記はオーストラリア統計局(2024.05時点)のデータですが、フルタイム(週38時間勤務)の場合の全国の平均年収は100,016ドルとなっており、公務員の平均115,164ドル(男性)、102,856ドル(女性)、会社員の場合は103,755(男性)、88,316ドル(女性)となっています。  とは言え、日本の場合は福利厚生が充実しており、例えば「家賃補助」「交通費負担」「社会保険」「年金」など、実際には会社や組織が従業員のために負担し、積み立てたり、支払ったりしてくれています。  オーストラリアにはこういった福利厚生が殆どありません。会社は給与(+年金)を払って、「あとは自己責任で好きなように使って下さいね」というスタンスですので、こういった目に見えない福利厚生も給与として換算すると、日本の給与の方が一概に低いという訳ではないということですね。  🎩就職や将来のことを見据えて、我々が今からやっておいた方がいいことは?  

30.Aug.2024

【留学・海外就職を目指す方】質問に答えます!第一弾

皆さん、こんにちは! 今回は大学生から頂いたご質問に楠本がお答えいたします!大学時代のバックパッカーを経て、ニュージーランドへの留学も経験しています。海外留学、海外起業の大先輩が英語に関すること、海外で起業するということ、仕事のやりがい、なぜメルボルンのなのか?など皆さんからの仕事、留学、海外に関するご質問に回答させていただきます。ぜひ参考にしていただければ幸いです。次回にも続きますので、お楽しみに! 🎩楠本が思う英語上達方法は? ー 間違えてもいい!とにかく喋る!というマインドと地道なシャドーイング 正解は無いと思いますが、私の英語力の基盤は受験勉強とNZ留学時代に必死に勉強したものが基礎となっています。留学時は毎⽇ラジオを聞いて、何とか聞けるようになったら、今度はそれを真似して⼀⼈でブツブツ喋っていました。(シャドーイングという⽅法ですね)  あとは間違うことは気にせずに、ひたすら良く喋りました。特に学校では、間違えると先⽣が直してくれるので、授業中に発話量が多い⼈がどんどん上達していくというサイクルを上⼿く活⽤しました。逆に⽂法等の勉強は受験勉強と⽐べるとあまり難しく無かったので、机に向かって勉強するよりも、実際に英語を使うという⽅法で上達していったと思います。  そんな⽅法でしたので、あまり集中して勉強するというスタイルではありませんでしたが、「書く」勉強をする際だけは、時間を決めて集中してやっていました。実際に私がNZ で受けた英語の試験でも20分で⼀つのクレームレターを書き上げるとか、そういう内容のテストだったので、20分を測って、全集中⼒を20分に充てるといったやり⽅で勉強していました。  語学習得と「完璧主義」は相性最悪ですので、語学の習得に関して、完璧は⽬指さず、60−80%で良いやぐらいの気持ちで臨む⽅が結果的に上達のスピードは格段に上がります。  🎩なぜ大学を休学した際に、留学するのではなくバックパッカーを選んだのか? ー 色々な文化に触れたかった 当時は留学で一つの街にじっくり住んで学ぶよりも、色々な国や文化を見たいという気持ちが圧倒的に勝っていたので、留学という選択肢すら思い付きませんでした。  🎩様々な国を旅する中で、最も印象に残っていることは? ー 自分は幸せ者だと気づいたこと。失敗しても死ぬわけではない! バックパッカー中はアジア中心でしたが、その後は仕事やプライベートも含めて、ヨーロッパや北米、ロシアなどにも行きました。自分がどれだけ幸運に恵まれているのかを常に実感します。先進国の日本に生まれて、学生の身分でもバックパッカーでアジアを放浪できて、日本は世界のどの国よりも清潔で安全で便利。そんな国に生まれたのは本当に幸運だったというのが色々な国を旅してすごく良く分かりました。  また、失敗しても死ぬわけではないから、やる気と覚悟さえあれば、何でもやったら良いということに気が付いたのもバックパッカーでの発見の一つでした。  欲を言えば、世界共通語の英語が日本でも普通に話せる環境であれば、言うこと無しですけど、それは欲張り過ぎですね。  🎩大学時代に一年間休学を決めた時の周りの反応は?ー 健康と安全には気をつけてね 特に両親には反対もされませんでしたが、どうしてバックパッカーに行きたいのかは明確に説明しました。まぁ、自分で決めて、自己責任で行くのであれば、帰ってきてから頑張れよ、という感じだったと思います。納得してもらったあとは「元気で行ってこい」という程度でしたね。  周囲の友人は既にそういう性格だということも分かっていましたので、普通に激励会をやって送り出してくれました。(大学の夏休みには後輩がバンコクに遊びに来たので、合流して一緒に遊んだりもしましたね)  🎩留学してよかったこと(英語力の変化など)や驚いたこと、意識したことは? ー 自分に課題を課しました「目標達成までは日本語禁止令」 バックパッカーを1年やり通した経験があったので、英語力は低いくせに、コミュニケーション力と海外に対する自信だけは満々な状態でNZに乗り込んだのを今でも覚えています。しかもNZは先進国ですから、自分が放浪していた国と比べると格段に綺麗で安全ですので、「アジアやインドと比べると全然余裕だな」という変な余裕も持って乗り込んでいました。  ところが、現地の学校に入ってみて、早々に自信は砕かれました。  必要最低限で通じる旅の英語とは違って、日々の生活で使っていく英語は本当に幅が広く、しかもまず学校の先生の言っていることがさっぱり分からない、というところからのスタートですから、当たり前といえば当たり前なのですが…(笑)  学校に行き始めて、最初の1週間で当初目標にしていた「6ヶ月での英語習得」は到底無理だと自覚し、まずは最初の半年で英語が聞けるようになろうと目標を設定し直しました。  また、語学学校には日本人留学生もそれなりの数がいましたが、目標達成までは日本語は一切使用しないという鉄の掟を自分に課し、最初はなるべく日本人とは接しない、接するにしても自分よりクラスが上の人だけにしよう、という変なルールも設定。きっと、日本人留学生からすると相当変わった、感じの悪い奴だったと思います。そのお陰もあって、誰よりも短い時間でレベルアップも出来ましたし、その結果が数年後の海外就職に繋がったことは間違いありません。  ちなみに<6ヶ月で聞けるようになる>というのは、何となく実現できましたが、<残りの6ヶ月で話せるようになる>というのはいまだに「うーーん…」といった達成具合でした。  私にとっては英語はアウトプットの方が格段に難しいと今でも思っています。  🎩ニュージーランドの留学をどのように活かしましたか? ー 「言語」を習得したことと海外にチャレンジしたい気持ちが確固たるものになった時間 私にとっての人生のターニングポイントは間違いなく、バックパッカーで日本とは異なる世界を自分の目で見て、肌で感じたことだと思いますが、ニュージーランドでの留学経験は世界で生きていく為の「言語」を習得するという面で今でもすごく役に立っています。  また、バックパッカーは<旅>というスタイルですので、定住ではなく、常に移動をしていきますが、留学はある一定期間、同じ場所に留まり、そこで生活をします。定住をすると楽しいことばかりではなく、時には辛いことや悲しいことなども経験しますが、豪州への転職前に海外で1年半でも定住してNZで生活経験を積めたことで、海外転職後にスムーズ生活に馴染めたと思います。何より、海外にチャレンジしたいという気持ちを確固たるものにすることが出来て、その自信を確立することが出来た時間でした。 🎩簡単で美味しいオーストラリアの料理は?日本で買えそうなグルメは? ー Barbieしかない! オーストラリアの代表的な料理はダントツでBBQです。(料理というのかな?)  冬のメルボルンではなかなか難しいですが、夏になれば何処でもみんなBBQです。公園や川沿いにもBBQの施設があって、週末や夕方は本当に賑わっています。一家に一台はBBQ台がありますよ。  日本で買えそうなグルメ…  オーストラリアのワインは日本ではまだまだ認知されていないようですが、相当なレベルです。もちろん、本場フランスやイタリアのワインも美味しいのは間違いありませんが、オーストラリアワインも決して負けていません。但し、値段が安過ぎる(1000円ぐらい)のはあまりお勧めできないのですが、こちらで25ドル程度のワインぐらいからは美味しいものが沢山あります。学生時代に3000円のワインを買うのはなかなか冒険ですが、記念日や特別な機会にチャレンジしてみて下さい! ………続く 動画をご覧いただいた感想や質問、今後のトピックに関するリクエストもお待ちしています。(動画へのご感想やご質問は、コメントやメッセージでお知らせください) Career Meisterでは、皆様のキャリアの成功を全力でサポートいたします! ぜひ動画をご覧いただき、新たなキャリアの可能性を広げてください!🚀✨  

30.Aug.2024

【オーストラリア就職#20】オーストラリアでキャリア形成!日本からパートナービザで移住、現地企業就職、働き方(前編)

🌟オーストラリア就職を目指す皆様へ!最新動画をアップしました!🚀 今回は現地企業で働く西前さんにインタビュー!現地での仕事探しの戦略や現地企業で働く醍醐味をお伝えいたします。パートナービザでの仕事探しや、国際結婚での暮らしの選択なども含めてお話ししています。まずは前編として、なぜ留学しようと思ったのか?日本での就活についてご覧ください。 ゲスト:西前敦司さん 滋賀県で生まれ育ち、大学時代の語学留学をきっかけにオーストラリアのメルボルンへ大学留学。卒業後は日本に帰国しメーカーでキャリアをスタート。2021年に再び渡豪し、現在は豪のメーカー企業で調達を担っている。 ▶️ 今回の動画のハイライト: 留学のきっかけ 日本での就活 オーストラリアに戻ってきた理由 留学のきっかけー大学時代の語学留学でメルボルンに一目惚れ「オーストラリアの大学に行きたい!」と思いました オーストラリアには実は小学校2年生の時に、当時通っていた英会話教室の1週間ホームステイ企画で来たことがあります。その時はもうホームシックで1週間ぶっ通しで泣き倒しました。ですが、大学時代に行った語学留学で「オーストラリアの大学に通う!」と覚醒し、帰国後速攻で両親に「留学行きたいです」と話しました。幸いにも応援してくれたので、「頑張ろう!」と思い、早速日本の大学を退学手続きしました。すぐにメルボルンの大学へ行くために大学付属の語学学校へ進学しました。小学校2年生での経験がトラウマでしたが、親戚など周りには「今後日本語だけでは生きていけなくなるから、海外に行け」と幼い時から話を聞いていたりしたことも少し影響しているかもしれません。 卒業後は日本に帰国し就活されていますがどうでしたか?ー余裕でした! まず、卒業後はオーストラリアに残って働くことは選択肢としてなくて、オーストラリアで勉強したこと、語学力を活かして日本をベースに海外に出張するなどの仕事をしたいと考えていました。2017年当時は売り手市場ということも後押しがあり、複数者から内定をもらいました。海外大卒がメリットとなっていたように感じます。日本のメーカー企業で3年勤務しました。 なぜオーストラリアへ戻ってきたの?ーオーストラリア人のパートナーと2人で働ける環境は日本ではなくオーストラリアだと思った 妻はオーストラリア人で、1年間ほど日本で暮らしていたのですが、日本で働くのにはかなり高い日本語力が求められ、日本語は話せるのですが、正社員での雇用はなかなか難しいことがわかりました。夫婦2人とも満足のいく働き方、生活を考えて、結論オーストラリアを生活基盤とすることを決めました。 動画をご覧いただいた感想や質問、今後のトピックに関するリクエストもお待ちしています。(動画へのご感想やご質問は、コメントやメッセージでお知らせください) Career Meisterでは、皆様のキャリアの成功を全力でサポートいたします! ぜひ動画をご覧いただき、新たなキャリアの可能性を広げてください!🚀✨  

18.Aug.2024

【オーストラリア就職#19】データアナリストで海外就職を目指す大学院生Showさんに聞いちゃいました!

🌟オーストラリア就職を目指す皆様へ!最新動画をアップしました!🚀 こんにちは! 今回もゲストに登場していただきました。大学院生でYouTuberのShowさんにゲストでお越しいただきました!なぜオーストラリアでデータアナリストを学ぶに至ったのか?過去現在未来のお話をお聞きしました。  ▶️ 今回の動画のハイライト:  なぜYouTubeを始めたの?  仕事を辞め留学をしたきっかけ  オーストラリア大学院進学について  TAFE VS 大学院  目指すはデータアナリスト  3年後の目標  Showさんが思う留学に向いている人とは?  未来の地球人へ なぜYouTubeを始めたのか?ーこれから留学を目指す人ためになればいいなと思ってはじめました 僕の場合は、仕事を辞めて留学に来ることを決意したんですが、退職して自分の肩書きがなくなりました。名刺代わりとして発信していこうと思ったのと、当時はオーストラリアのTAFEに特化したチャンネルがなかったので、これから来る皆さんの参考になればいいなと思い始めたのがきっかけになります。 仕事を辞めて留学しようと思ったきっかけは?ーコロナと部署移動が留学を考えたきっかけです 僕は日本で商社で働いていました。海外と繋がりのある仕事をしたいと考えていて、駐在や海外出張などに憧れていたからです。仕事は本当に楽しくて、当初はGWも返上して無給で働くほど没頭していたし好きだったんです。ですが、コロナと部署異動をきっかけに海外転職(留学)を考え始めました。いわゆる配属ガチャ的に自分の意向とは違う担当になり、さらにはコロナが追い打ちをかけるように海外出張にも行けなくなる。自分がやりたいと思って入社したことが全部違う方向に進んでしまいました。色々考えた結果、自ら海外に飛び出す決意をしました。待っていたら年齢的にもワーホリが使えなくなってしまうし、今ならまだ身軽なので「行ったろう!」と勢いで退職して、コロナでしたが国境が開いた瞬間に飛び込みました。 僕のモットーとしては、「その時に後悔のない道を選ぶ」。やりたいことをやっていた方が幸せと思っているので、そこで自分を納得させて挑戦を決めました。 なぜオーストラリアにしたのか?ービーチと天候です! 僕がオーストラリアを選んだ理由はシンプルで、一度留学に行ったアメリカのサンディエゴできるだけ似ている場所が良かったからです。オーストラリアのビーチと気候が少し似ているなと。アメリカでは学生ビザで働けないし、学費も高いので、現実的なところで考えてオーストラリアを選びました。 オーストラリア大学院留学についてーオーストラリアで働くためにTAFE卒業後にさらに大学院へ進学すること決めました まずTAFEに留学したときは大学院まで行くことは考えていませんでした。TAFE卒業後は、ワーホリビザで働こうと思っていたんです。会社を辞めて留学したので、中途半端に帰国するのではなく、仕事経験を積みたいと考えていました。ところが、TAFE卒業後に就活をしてみたら、就労制限があるワーホリでは全く太刀打ちできないことを身をもって体験し、卒業生ビザを取得できる大学院で勉強し就職に繋げようと決めました。 TAFE VS 大学院ーTAFEの方がより実践的 今はUTSでデータアナリティクスを勉強しています。UTSでのITの各専攻のプログラムを見て、より実践的に学べるデータアナリティクスを選びました。元々やっていた営業を活かしてコンサルなどの分野とも相互性があるとも思いました。 TAFEは大学院と比べるとより実践的な気がします。本当に限られた分野、例えばWebならJAVAだけ!みたいな感じで、でもとりあえずその分野だけできるようにし世の中に輩出していくみたいな感じです。だから、ポジションの応募要項に書いてある内容を見て、この部分が足りていないなという箇所をTAFEでやるというのも一つの方法だと思います。 Showさんが思う留学に向いている人は?ー好奇心がある人が向いていると思います 自分のやりたいことに素直に向かっていける人や自分の時間が好きな人は結構向いているかなと思います。コンフォートゾーンを超えることが楽しめる人向いているかなと思います。 未来の地球人に向けてのメッセージー自分が面白いと思ったことに対して果敢に挑戦していってほしいなと思います 個人的には面白い人生選択をしてほしいなと思います。おもしろいということを軸にやりたいことを選択していける人がこれから勝ち残っていける人だと思います。僕も結果的にそういう道を歩んでいると思うので、20歳の自分にもこのまま突き進め、何かを変える必要はないと言えると思います。その時の選択で今自分はここにいるので、自分が面白いと思ったことに対して果敢に挑戦していってほしいなと思います。 Showさんの動画では、就活完全版としてオーストラリア就活に関することを徹底的に解説させていただきました。こちらも併せてご覧ください。 動画をご覧いただいた感想や質問、今後のトピックに関するリクエストもお待ちしています。(動画へのご感想やご質問は、コメントやメッセージでお知らせください) Career Meisterでは、皆様のキャリアの成功を全力でサポートいたします! ぜひ動画をご覧いただき、新たなキャリアの可能性を広げてください!🚀✨  

12.Aug.2024

【オーストラリア就職#18】高校留学から現地就職への道(後編)

🌟オーストラリア就職を目指す皆様へ!最新動画をアップしました!🚀 こんにちは! 今回もゲストに登場していただきました。高校から単身留学、オーストラリアの大学へ進学を経て、新卒で監査法人デロイトへ入社された日本発の地球人 共田さんです。 そんな彼女に高校留学から就職までの道のりをお伺いしました。 やはり苦労したことは英語だったとか。。。オーストラリアの高校のシステムや就活を見据えた大学生活の過ごし方、どうやって仕事を見つけて、今のキャリアを築くことに至ったのかまで前編後編に分けてお送りいたします。 ▶️ 今回(後編)の動画のハイライト: 🔍 就活で大変だったこと 🔍 面接で聞かれたこと 🔍 新卒の1日のスケジュール 🔍 今後のキャリア目標    他 就活を見据えた活動とは? 例えば大学のクラブ活動では、会計係という役職のもと活動しました。就活の際に履歴書に記載できる何かを経験することを意識し、会計アシスタントなどの会計に関連するバイトも経験しました。オーストラリアではいつ就活を始めるか自由ですが、ビザの制限があったので、早めに就活を始めました。 面接で聞かれる質問とは? ビザの条件は必ず聞かれます。就労可能であるのか、何時間働けるのかなど。会社側も週に数時間しか働けない人やビザの期限が迫っている人を雇いにくいと思うので、ビザについては全て正直に答えていました。実際にビザについては、一般的には募集要項でオーストラリア永住権や国籍が求められることがほとんどで、その時点で門が狭まれてしまうことが大半でした。 今の大学生に教えたい就活Tipsは? とにかく色んな人と話すスキル、社交性を身につけるのと、コネクションをできるだけ広げること。 今の仕事はどうやって勝ち取ったの? 最初は6週間のインターンプログラムで働かせてもらって、パフォーマンスを見てもらった上で、オファーをいただいたという流れです。仕事探しは先に同じ境遇を経験しているインターナショナルの先輩などにアドバイスをもらったりしました。とにかく自分からやるしかなくて、その行動が結果自分に返ってくるんだと思います。 新卒でデロイトに入社されましたが、1日どんなスケジュールですか? オフィスに出勤するか、在宅するか、クライアントへ直行するかという3パターンがあるんですが、基本的にはオフィスに出勤することが多いです。出勤は8時45分です。まず、30分ほどチームでミーティング(進捗の共有など)をして仕事が始まります。新卒で入社して3−4日間はトレーニングで社内システムなどの使い方を学んで、1週間後くらいには既にあるプロジェクトメンバーの一員にとしてプロジェクトに関わっていきます。OJTのような感じで、年次の近い先輩に色々教えてもらいながら仕事しています。 今後のキャリア目標は? まずは3年間はCAの資格取得を目指します。5−6年後にはマネージャーレベルになれたらいいなと思います。 最後にこれから留学を目指す方、未来の地球人に向けてのメッセージをお願いいたします! もしも中学生がこれを見てくれていて、留学に行きたい気持ちがあれば突っ走って留学してみてほしいし、年齢的にも迷っている人がいれば、今の自分を信じて一回留学してみるっていうのもいいのかなって思います。 動画をご覧いただいた感想や質問、今後のトピックに関するリクエストもお待ちしています。(動画へのご感想やご質問は、コメントやメッセージでお知らせください) Career Meisterでは、皆様のキャリアの成功を全力でサポートいたします! ぜひ動画をご覧いただき、新たなキャリアの可能性を広げてください!🚀✨    

06.Aug.2024

【オーストラリア就職#17】高校留学から現地就職への道(前編)

🌟オーストラリア就職を目指す皆様へ!最新動画をアップしました!🚀 こんにちは! 今回もゲストに登場していただきました。高校から単身留学、オーストラリアの大学へ進学を経て、新卒で監査法人デロイトへ入社された日本発の地球人 共田さんです。 そんな彼女に高校留学から就職までの道のりをお伺いしました。 やはり苦労したことは英語だったとか。オーストラリアの高校のシステムや就活を見据えた大学生活の過ごし方、どうやって仕事を見つけて、今のキャリアを築くことに至ったのかまで前編後編に分けてお送りいたします。 ▶️ 今回(前編)の動画のハイライト: 🔍どうして高校留学したの? 🔍高校で苦労したことは? 🔍日本の高校との違い 🔍大学の進路選択について 高校からオーストラリア留学を決意した決め手は? 親が海外志向で、お姉ちゃんがすでにオーストラリアに留学していたというのが一つです。また、自分で日本に残るメリットとオーストラリアに留学するメリットを書き出してオーストラリアに留学するメリットの方が大きかったので、留学を決めました。 オーストラリアでの高校生活で苦労したことは? やっぱり英語ですね。ずっと付き纏っていました。特にメルボルン市内ではなく、少し離れた田舎だったので、周りは大体アジア人と接したことがないようなオーストラリア人ばかりでした。留学生もいたんですが、全体の3%程度しかいなかったんです。でも第2言語を話す貴重な仲間がいて、救われました。 英語の壁を感じなくなってきたのはいつ頃? 半年くらいです。聞くことはできても、自分から発言をするのが難しかった。半年後には自分の主張もできるという感覚がありました。当時の先生にも「あなたの英語本当に変わったね」って言ってもらったのを今でも鮮明に覚えています。 日本の高校との違いはありましたか? 日本と違って、部活がないので、友達が作りにくいって思いました。オーストラリアでは、基本的に放課後のアクティビティをどうするかという感覚です。そのアクティビティは半年くらいで変えることも多いので、一緒に放課後を過ごした仲間と「バイバイ」になっちゃう。自分から友人の輪を繋げていかないとフェードアウトしちゃうことも多々ありました。 高校卒業後の進路選びはどうされましたか? 日本で大学に通うことは考えてなくて、オーストラリアでの進学一択でした!高校で留学した目的の一つがオーストラリアの大学に行くことだったので、そういう意味でも日本の大学への進学は考えませんでした。高校1年生の終わり頃には、もう進路選択(大学でどの分野を学びたいかの学部選び)を考えさせられる状況にあり、会計学に決めました。 ※ビクトリア州の高校では、高校1年生の段階で大学で専攻する分野を選定し、その分野で必要とされる科目(一部専門的な会計学などを含む)を選択履修する。高校最後の州の共通テスト結果により、どの大学に入学できるかが決まる。詳細は本動画での内容をご参考ください。 高校から留学するメリットは? オーストラリアの大学に進学することを考えると、高校から英語や環境へ順応できるのでおすすめです。ただ、日本語(敬語)がうまく喋れなかったり、制服ディズニーみたいな、「青春」ができないのが残念でした。 大学では何を専攻したんですか? 大学では、Bachelor of CommerceとFinanceの2つを取りました。必要単位数は変わらないし、金額も変わらないのでダブルディグリーにしました。 大学から留学する人と比べると、高校からいる子の方が将来のビジョンがあるかもしれません。大学に来ることがゴールではなく、どんな仕事をしたいのか考えながら大学生活を送るからじゃないかと思います。ただ、現地の人も、一概に「私はこれになるんだ」と言って専門分野を選んでいるのではなく、意外と純粋に興味があって勉強したいからやる。卒業後にそれをそのまま仕事にしたいかって悩む人も結構います。 興味深い内容ですね。後編も楽しみにお待ちください! 動画をご覧いただいた感想や質問、今後のトピックに関するリクエストもお待ちしています。(動画へのご感想やご質問は、コメントやメッセージでお知らせください) Career Meisterでは、皆様のキャリアの成功を全力でサポートいたします! ぜひ動画をご覧いただき、新たなキャリアの可能性を広げてください!🚀✨  

07.Apr.2024

【学生の皆様へ】リクルーターを使うメリット⁉️ 学生の就活に関する質問にお答えします!

メルボルン大学のキャリアフェアにスピーカーとして行ってきました! 3月15日まで2週間ほどに渡り実施されたメルボルン大学・大学院でのキャリアフェアにスピーカーとして登壇してきました! 今回のキャリアフェアはメルボルン大学が、同大学・大学院を卒業後にオーストラリアでの就職を目指す学生を対象に実施しているフェアで、当社は「リクルーターを利用する」というテーマにおけるパネルスピーカーを担当させていただきました。 参加者の多くが留学生ということもあり、日本人留学生にも通じる質疑応答が沢山ありましたので、Q&A方式で当日の内容を紹介します。3月から日本の新卒向けの就職活動も解禁となり、オーストラリア就職を検討している方や、オーストラリアでの転職を希望している方の参考にしていただければ幸いです。 YouTubeでもオーストラリア就職に関して、様々な切り口から発信をしていますが、今回は主に大学・大学院の卒業生向けに人材会社(リクルーター)を利用するメリットなどをお伝えしていきます。   Q. Career Meisterの企業紹介をお願いします A. Career Meisterは日系グローバル企業への人材サービスを提供する為に、2015年2月に日本人創業者が興した人材会社です。取り扱いのある仕事も日系グローバル企業でのお仕事が中心となり、単純に日本語・英語が使えるというだけではなく、企業文化の違いや人柄、経験・能力といった面でも評価していただける企業・ポジションの取り扱いが多くなります。カバーする業界はIT分野から小売や物流まで日系企業がメルボルンで事業展開する業界は全てカバーしています。 また、人材への対応も、応募案件の候補者としてのみ扱うのではなく、日本と豪州の文化や商慣習の違い、メルボルンの労働市場に精通した日本人コンサルタントが、候補者一人一人の1年後、5年後、10年後のキャリアの目標も見据えたキャリアアドバイスも行なっているという点が当社の最大の特徴です。    Q. 人材エージェントを利用するメリットはなんですか? A. 直接応募する方が採用され易いと思われる方もいると思いますが、必ずしもそうではありません。 中にはリクルーターは利用しないという企業もありますので、その場合はリクルーター経由での応募はできません。一方で、求職者目線で言えば、これまでの経験上、リクルーターを利用する方が採用の可能性は高く、有利に就職活動を進められる場合が多いと言えます。 まず、採用する企業側の目線では、人材を採用する際、企業は無数の履歴書を受け取り、その選考に多大な時間と労力を費やします。この多大な時間と労力、更には人事担当者が採用に費やす労働コストを「リクルーターを利用する」ことで、相当削減することが可能となります。つまり、劇的にコストとタイムパフォーマンスが向上します。 通常、人材会社を利用する企業では、選考プロセスの第一次選考(書類選考と一次面談)をリクルーターに任せていますので、紹介される候補者は、既に一次選考を通過した候補者から選考を進めていくことができます。また、リクルーターからは履歴書だけでなく、ビザステータスや希望給与などをはじめ、様々な補足情報が人事担当者と共有されますので、採用を進めていく上でもスムースかつ迅速にプロセスを進めていくことが可能となります。 この情報共有という点は、求職者・応募者側目線でも、求人案件に直接応募するよりも格段に有利かつ、スムースに就職活動を進めることができます。また、リクルーターとの面談を実施することで、応募している企業の特性や重要視されるポイントについての貴重なアドバイスを得ることもでき、これは直接応募では得られない特大のメリットです。 そして何より、リクルーターは地域や業界、職種に精通したプロフェッショナルのネットワークを確立しています。学生時代には構築の難しいネットワークをリクルーターを利用することで、存分に活用していただくことが最大のメリットになると思います。   Q. 採用のプロセスを教えてください A. ここではあくまで一般的な流れをご紹介します。 ポジションに応募(履歴書の送付とWEBからの人材登録) 担当のリクルーターとミーティングを実施: 応募企業の詳しい説明やポジションについての説明を実施して、お互いの認識を一致させる場となります。面接や採用プロセスなどについての質問も受けています。 クライアント企業へ候補者として紹介: 2.のミーティングの結果、双方にて選考を進めるとなった場合は、リクルーターが候補者の情報をまとめて、履歴書と一緒にクライアント企業へと紹介します。 クライアント企業にて書類選考の実施 クライアント企業での面接を実施: 会社の規模にもよりますが、一般的には2−5回程の面接があります。(最終面接は面接ではなく、オファー内容の確認などを実施する会社も多くあります。) Reference Checkの実施: 最終面接後かそれと同時進行でReference Checkがあり、以前や現在の職場の上司などに勤務態度や働き方、業務上における強みや弱みなどの確認を実施します。 正式オファー   Q. 候補者を選ぶ際に見ている判断ポイントはありますか? A. これはポジションに応じて、ケースバイケースです。採用する企業とポジションの求める内容に応じて総合的に判断していますので、一つだけ、ということはありません。 一方で、当社の取り扱うポジションにおいては日系グローバル企業内での案件が多い為、お持ちのご経験や言語力(英語・日本語)、ハードとソフトスキルに加えて、クライアントの企業文化や所属するチームカラーに候補者がフィットするかどうか、なども判断基準の一つとなります。   Q. デジタル化が進んできていますが、採用プロセスにおいてデジタルがどのように機能しているのか、それに対して学生ができることはありますか? A. 現在の学生はデジタルに慣れ親しんでいると思いますが、就職活動においてもデジタルプラットフォームを存分に活用していくことが、自身のスキルや資格を潜在的な雇用主に効果的にアピールし、希望する分野でのチャンスを確保する有効な手段となります。 オーストラリアで最大の求人サイトである「SEEK」をはじめ、日本でも馴染みのある「Indeed」、オーストラリアの大学生なら誰もが利用している「LinkedIn」などオンラインの求人サイトや仕事向けのSNSから、容易に求人情報やオンラインネットワークにアクセスが可能ですので、こういった媒体向けに履歴書は必ず最新版にアップデートすることをお薦めします。 当社はスタートアップで規模も小さいので、基本的には送られてくる全ての履歴書に目を通します。一方で、大手のリクルーターや採用企業では「ATS(Application Tracking System)」を使用しているところも増えていますので、AIのよる書類審査を通過できるように、求人内容に記載されているキーワードを出来るだけ盛り込んだ履歴書を作成することをお薦めします。 日本とは違い、オーストラリアでは就職活動においてネットワーキングが超が付くほどに重要です。希望する業界や職種で活躍するプロフェッショナルと繋がることの出来る「LinkedIn」などのSNSを最大限に活用していきましょう。 グローバル化やリモートワークの普及に伴って、企業規模を問わずオンライン面接が一般的になりました。TeamsやZoom、Google Meetなどを使用できるようなインターネット環境を整えておくことは、もはや当たり前と言えます。 多くの企業は新卒の能力を判定するためオンラインスキル評価プラットフォームを活用しています。例えば、「LinkedIn Learning」などトレーニングを受講しておくのも一つの手です。 求人プラットフォームのAppをダウンロードして、スピード感を持って対応していくことをお勧めします。   Q. 書類選考通過の確率を上げるため、目に留まりやすくするために身につけておくと良いスキルや経験はありますか? A.経験を重視するオーストラリアでは、インターンシップや業務経験は非常に重要視されます。

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