Committee for Sydney think tankの最新のレポート「Transforming Sydney’s Economy」によると、シドニーで今後2050年までに注力する5つの業界が特定されました。このレポートによると、この特定分野に注力することにより、シドニーでは2050年までに100万人の雇用を生み出せると見込んでいます。今回、シドニーでは以下の分野が選定されました。
では、一つずつ見ていきましょう。
フィンテックとは、金融(Finance)× テクノロジーの造語です。例えばオンラインペイメントやオンライン送金などが該当します。タップで支払いができたり、以前のように銀行に行かなくても簡単にオンラインで送金ができる時代になっています。特にオーストラリアでは、現金を触ったり、お財布を持つ機会もだいぶ減りました。こういうテクノロジー×金融の動きが今後はますます加速していくと思います。
例えば、日系企業でもリコーやキャノン、オリンパスなどの医療機器メーカーがオーストラリアに進出しています。これらがさらにAIとくっついて、医療現場によりデジタルが活用されていくということだと思います。健康をモニタリングしたり、病気の治療や予防などに活用されていくということがより一般的になってくるのではないでしょうか。語弊があるかもしれませんが、俗にいう白人を中心とした先進国や日本は、どうやって寿命を伸ばすか、どうやって治療技術を伸ばしていくかという課題に先に直面する(している)ので、この傾向はより加速していくでしょうね。ライフサイエンスにおいては、食物のサイエンスも含まれると思います。健康にいい食糧を育てるための技術だったり、それを効率的に育てるために活用されると思います。実はあまり詳しくない分野なので、少し曖昧になってしまいましたが、イメージとしては上記のような応用技術が今後加速していくということでしょうね。
デジタルテクノロジーそのものですね。例えばAIやサイバーセキュリティです。Chat GPTもかなり優秀で、今後逆にどうなっていくんでしょうね。SF映画のようにAIと人間が融合していく方向に進む可能性はありますが。。。
脱線しますが、テクノロジー関係の技術を持つ人材×英語人材を世界中で取り合うことになっていくはずなんです。AI技術やテクノロジー関係の人材はシドニーだけに限らず、世界中で今需要のある分野なので、こういう技術を持っている方は、逆にいうと地球規模で仕事を選択できる時代になってきています。そうなると、雇用する側としても魅力のある給与形態を提示する必要性があります。例えばですが、日本のように総合職で「エンジニア」として配属される給与よりも、オーストラリアで専門職として「エンジニア」で採用される方が、2倍以上のオファーがもらえます。アメリカも同様です。
ちなみにオーストラリアでは、賃金が異常に高いので、デジタル化を進めやすいんです。というのも、人件費とAI導入を天秤にかけやすいですし、生産性も課題になっています。日本のように、人件費が低いとAI導入を躊躇しますが、そうじゃない場合は導入検討しやすいですよね。自分の今の仕事がAIにとられないように、対策していく費用がありますね。
これも同様にデジタルを導入して、生産効率を上げて製造していくということです。現在オーストラリアは、資源の輸出に頼った経済になっていて、国内で採った資源を日本や中国などの加工技術のある国に輸出し、買い戻すというビジネスモデルです。それを国内で完結できるようにしたいという狙いがあるのでしょうね。コロナの時のように、輸出入が止まってしまう不測の事態に対しても対応できますし、国内の技術力を上げて、効率的に国内製造を進めてくと思われます。
これはもはやオーストラリアだけではなく、世界でのテーマですよね。地球温暖化を阻止するためにできることを技術で対応していくということですね。
日本とオーストラリアは実は、原料供給と加工技術という意味ですごくいい補完関係にあると思うんです。そういった意味で、日本の技術や知識がオーストラリアでも活かせるかもしれないですね。
さて、ここまで見てきましたが、いかがでしたでしょうか。完全にテクノロジー分野を攻めるようですね。上記のような分野+英語ができると本当に、オーストラリアにとどまらず、世界中で働ける選択肢が広がります。一緒に可能性を広げていきましょう!
参考:Committee for Sydney:Transforming Sydney’s Economy
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