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20.Dec.2024

【オーストラリア就職#27】世界が認める30年連続No.1!知れば誇れる日本のスゴさ

ハーバード大学が発表している「経済複雑性ランキング」において日本は約30年間1位を維持しています。今回の動画は、そんな日本の凄さに焦点を当てた雑談編です。最近のキャリア相談では、日本にネガティブな印象を持っている方が多く、その反動で「オーストラリアで働きたい」と思われている方が増えてきている印象です。この動画を通じて海外に20年近く住んでいるからこそわかる「日本の魅力」を皆さんにお伝えしたいと思います。ということで今回は、経済複雑性ランキング、ブランド別車売上ランキング、収益化キャラクターランキングなどを通じて日本の凄さを見てみました!

  • 日本が30年間1位の経済の複雑性ランキングとは?
  • 経済複雑性ランキングNo.1
  • ブランド別車売上ランキング in オーストラリア
  • 世界収益化キャラクターランキング
  • 日本のブランドイメージは健在?

経済複雑性とは?

経済複雑性とは、ウィキペディアによると”経済複雑性指標(Economic Complexity Index 以下ECI)は、国家全体など巨大な経済システムの生産力の特徴を測る全体的な指標である。”と定義されています。また、同じくウィキペディアによると、経済複雑性により以下のことが測定できるとされています。

”ECIは国家の多様度と輸出品目の遍在性の2点を考慮に入れているため、 その国家がいかに多様であるか、またその国家の産業がいかに洗練されているか の両方を測定することができる。

ある国家のECIが「高い」ということは、その国家の

  1. 輸出品目が多岐にわたっており、かつそれらが

  2. 遍在性の低い(例えばロボットアームなどは開発できる国が限られており遍在性が低いといえる)品目であり、またそれらが

  3. 多様性の高い国家で生産されている”

経済の多様性と言い換えた方がわかりやすいかもしれません。経済の複雑性(多様性)が高いほど、輸出による収入源が各分野に分散されており、国としての安定性が高いとも言えます。また、それぞれの分野が高いレベルであり、技術を掛け合わせて新しいものを開発していく能力があるとも言えると思います。

少なくともハーバード大学が公表している経済複雑性のランキングにおいて、日本は1995年から2022年(最新データ)まで約30年間世界ランク首位を維持しています。

Harvard.edu. (2024a). The Atlas of Economic Complexity by @HarvardGrwthLab. [online] Available at: https://atlas.hks.harvard.edu/rankings.

日本とオーストラリアの輸出カテゴリー

以下の図は、日本とオーストラリアそれぞれの輸出内容が分野別に色分けされているものです。比較してみると、日本は車、機械関連の割合が大きく、オーストラリアはMineralの輸出が50%程、ついでサービスや農業関連の輸出が大きいことがわかります。経済複雑性の観点から、オレンジ=複雑性が低い、ミドリ=複雑性が高いで見てみるとわかりやすいですね。

日本

Harvard.edu. (2024). The Atlas of Economic Complexity by @HarvardGrwthLab. [online] Available at: https://atlas.hks.harvard.edu/explore/treemap?exporter=country-392

オーストラリア

Harvard.edu. (2024c). The Atlas of Economic Complexity by @HarvardGrwthLab. [online] Available at: https://atlas.hks.harvard.edu/explore/treemap?exporter=country-36

経済複雑性ランキングNo.1

日本は、このランキングから見てみると、一つの業界に頼らずに多くの業界で収益を上げることが可能な経済モデルができているということですね。やはり自動車製造、機械系などのモノづくりが強いです。上記のランキングを見ていると上位はアジアの国が多いですね。上位の国に共通して言えることは、製造業が強い点じゃないでしょうか。日本、韓国、ドイツ、台湾など石油などの資源国ではなく、資源がないほどそれをどう活用するか頭を使って産業を生み出していかないといけないので、そういう国が上位にきているんでしょうね。オーストラリアは最新のランキングで102位です。先日、シドニーで注力する5業界についてお話ししましたが、「先進製造」など目指していくなど方向性としては全然アリですが、2050年までにどれだけの技術者がオーストラリアに定着してくれるのか注目ですね。(技術者はさらに賃金の高いアメリカなどへ移るケースも懸念)

オーストラリアの車売上はトヨタが1位

確かに日本は自動車製造業が強いです。実は、オーストラリアも日本車をかなり輸入しているんですよ。RACVが発表しているブランド別車売上ランキング(2023)では、1位トヨタ、2位マツダなどトップ10のうち日本車は5つもランクインしています。7位のMGなんて日本では知らない人が多いんじゃないですか?MGは元々イギリスのブランドで、それを中国の会社が製造している中国車なんです。トヨタは、オーストラリア人も認める「ずっと乗れる」車ですが、日本人からすると意外なのはマツダが2位ってことじゃないですか?オーストラリアではマツダがめちゃくちゃ人気!まず、ヨーロッパ車みたいな見た目でデザインがイケてる。尚且つ、日本車の性能があるみたいな感じでめちゃくちゃ人気。日本車が多くランクインしていますが、日本では見かけない中国車(BYDなど)も結構増えてきているので、車好きには楽しめる市場かもしれないですね。

とにかくSUVが多いんです。かといって、駐車場は広いわけでもないんですよ。白線も結構曲がってるし、停めるスポットによって幅が違うんですよ笑 均等じゃないんです。この線もまっすぐ描けないということで、それが普通にできる日本はやっぱりすごい。

オーストラリアブランド別車売上ランキング

Matthews, A. (2024). Australia’s top-selling cars, utes, and SUVs of 2023 | RACV. [online] RACV. Available at: https://www.racv.com.au/royalauto/transport/cars/australian-new-car-sales-2023.html.

世界収益化キャラクターランキング1位はポケモン!

昨日ちょうど「世界収益化キャラクターランキング」っていうのを見ていたんです。各キャラクターで世界でどれだけ収益化できているかというランキングなんですが、30位中半分はアメリカ、もう半分は日本でした。世界で収益化できてるキャラクターってアメリカと日本ぐらいしかないんです。3位はくまのプーさん。2位がハローキティ。1位がポケモン。つまり、1位と2位は日本のキャラクターです。ハローキティは驚きですが、1位はてっきりミッキーやディズニーだと思ってたので、まさかですね。しかもミッキーは4位で、プーさんよりも下なんです!ちなみにポケモンは9兆円ほどの収益を上げています。僕の世代だと、北斗の拳なんて17位ですよ!8位がマリオ。任天堂とサンリオ、ディズニーがすごいですね。なので、アニメも車も日本だと普通にあるものが世界からめっちゃ評価されているものが結構あるんですよ。

世界のキャラクター総収益ランキング

訪日ラボ編集部 (2023). 米企業、世界のキャラクター総収益ランキング発表 2位はハローキティ、1位は?. [online] 訪日ラボ. Available at: https://honichi.com/news/2023/11/16/media-mix-ranking/ [Accessed 10 Dec. 2024].

「日本ブランド」は今も評価されているのか?

日本では直近30年を「失われた30年」と言われていて、例えば中国とか韓国も力を伸ばしていますが「日本のブランド力」は失われずに健在しているのでしょうか。ブランド力は全然失ってない!失われた30年は安くていいものを追求した結果、給与が上ららなくなってしまった30年間であって、その間もたくさんのものを生み出してきているので、日本ブランドの強さは今も健在です。

まず言いたいことは、日本は素晴らしい国!

GDPはドイツに抜かれて4位になりましたが、為替の関係であり、実質3位だと思っていますし、日本人はもっと日本を誇るべき。日本に行ったことのあるオーストラリア人も結構多いので、魅力的な国であることは間違いありません。例えば、普段の仕事レベルも英語さえできれば世界レベルに高いんですよ。日本は捨てたもんじゃないどころか、世界でも誰もが羨むような国なんです。なので、日本に魅力を感じないから海外で就職したいって人には、日本もいい国ですよということをこの動画を通じて感じていただければ嬉しいです。

日本で生まれ育ったからか、海外に住んでいても(知らぬ間に)日本スタンダートを期待してしまっていることに気付かされる場面も多々ありますが、その度に「日本の素晴らしさ」を思い出します。住むところが変われば「常識」は変わりますが、これからも首位を維持できる自慢の日本であり続けてほしいなと思います。


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Category: オーストラリア就職(YouTube) / コラム

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