2022年7月1日から、従業員の給与に対するSuperannuationの拠出レートが10%から10.5%へと引き上げられました。Superannuationのパーセンテージは、2025年まで毎年0.5%ずつ上昇されることが決定されています。
*Superannuationとはオーストラリアの確定拠出年金制度です。
以下は今後のSuperannuationの上昇レートです。
・1 July 2021 – 30 June 2022: 10.00%
・1 July 2022 – 30 June 2023: 10.50%
・1 July 2023 – 30 June 2024: 11.00%
・1 July 2024 – 30 June 2025: 11.50%
・1 July 2025 – 30 June 2026: 12.00%
・1 July 2026 – 30 June 2027: 12.00%
今回の大きな変更点は以下の点となります。
例 カジュアルで働く大学生のAさんの場合
Aさんはカジュアルとして時給30ドル、週に20時間の勤務をしています。
この場合、週の収入は税引き前で600ドルとなり、Superannuationは63ドルとなります。(Superannuationは手取り額(NET)ではなく、税引き前(GROSS)の金額で計算されます)
ところが、試験と課題提出の多いB月は勤務時間が10時間だった為、月の収入が300ドルとなり、2022年6月まではAさんはB月の給与に対してのSuperannuationは拠出されませんでしたが、2022年7月からは300ドルに対する10.5%の31.5ドルが拠出されます。
この例のように、今回の変更はパートタイムやカジュアルなどで短時間働いていた方には大きな恩恵がありそうです。
Category: News
Tags: