先日、オーストラリア就職を目指す学生向けにマイナビ主催のキャリアイベントに講談しました。

オーストラリアの大学に通う学生、日本の大学生など多くの方にご参加いただきました。ご参加くださった皆様ありがとうございます。
当日たくさん質問をいただきましたので、ここでは学生の皆様にいただいた質問と弊社からの回答(Q&A)をシェアします。学生の皆様の熱意を感じ、弊社としても嬉しく身が引き締まる思いです。
学生ならではの質問を多くいただきました。ご自身の状況に近い質問もあるかもしれませんので、ぜひ皆様のオーストラリア就職の参考にしていただければ幸いです。
Q:オーストラリアの大学を卒業し、日本で就職後、将来的にはオーストラリアに戻ってきたい。日本でどのくらいの経験を積むのが理想的か、また、戻ってきた方がいい期限などはありますか?
A:経験重視のオーストラリアでは、就職することを念頭に置くと3年ぐらいの経験があることが望ましいです。ビザが非常に厳しいため現在の移民制度(ここでは自分でビザを申請する技術独立永住ビザ)では32歳までにビザを申請しておくことを考えると、20代後半までに戻ってくることをおすすめします。その際は大学院留学で渡豪し、専門スキル・経験をつけて就職を目指すのがおすすめです。
例えば、オーストラリアの大学で会計学を学び、日本でも就職後3年程度会計の経験がある場合は、日本から申請することも視野に入れられます。また、幸いにもオーストラリアには200社ほどの日系企業が進出していますので。オーストラリアに支店のある日本企業(もしくは外資)の就職を目指し、駐在員として戻ってくることも一つの方法です。
Q:オーストラリアの大学院に進学予定です。インターンで意識すべきことがあれば教えてください。
A:経験を積む、オーストラリアでの働き方を覚えることはもちろんですが、ネットワークを作ることが鍵です。インターン中にその企業でのコネクションを作り、パフォーマンスを上げ、「この人ならここで雇いたい!」と思わせることが重要です。チャンスは自分から掴んでいくというマインドセットが非常に重要です。
Q:卒業生ビザで1年の経験がありますが、日本での就職に切り替えようと検討しています。卒業後1年が経つため、新卒ではなく既卒もしくは第二新卒枠での就活になるのですが、難しいでしょうか?
A:(マイナビさんの方が詳しいと思うので、マイナビさんに確認してみてください)オーストラリアから見ている感触としては、新卒と比べると多少選択肢は狭まるにしても、海外大卒などの留学経験のある人材は、重宝されると思いますので、極端に就職が難しくなることはないのではないかと思います。
Q:会計学専攻は就職できる確率が高いということですが、ファイナンス専攻はどうでしょうか?
A:会計と比較するとファイナンスの分野はオーストラリア人も得意とする分野です。とはいえ、実は日本のファイナンスの企業もオーストラリアに進出していますので、そのような日系の金融機関企業でインターンなどの経験とコネクションを作っていければ可能性は広がると思います。その際に、実は日本の商工会議所が活用できます。大学教授や大学からの紹介先はもちろんですが、オーストラリア各所にある日本の商工会議所にも「ファイナンスを勉強しているがどこかインターンさせてもらえる先はないか」という旨で聞いてみると協力してくれるかもしれません。(率直にいうと、新卒枠であれば日系企業はもちろん日本での採用が圧倒的に多いので、日本の方が確率は高くなると思います)
Q:オーストラリアを含む海外で、英語日本語を使う職業はどんな職業がありますか?
A:実は貿易関係で多くの日本人が活躍しています。オーストラリアは資源大国、また、食料自給率200%を超える食料大国です。なので、原料を販売(輸出)し、製品として買い戻す(輸入)仕組みが一般化しています。アメリカやカナダをはじめとする資源大国では、貿易事務など、貿易関連が日本人が活躍できるフィールドの一つです。
さらに経理(会計)なども活躍しています。実はオーストラリアの企業は頻繁に海外資本の企業に買収されています。日本企業も例外ではなく、オーストラリア企業を買収している例が多くあります(アサヒグループ、キリンホールディングスなど)。買収に伴い、オペレーションはオーストラリアのままで親会社が日本企業となるケースも多く、経理情報をレポートする場合に日本語のメリットを活用できるケースが存在します。日本とオーストラリア繋ぐポジションとなります。
Q:現在日本の大学生です。1年間オーストラリアに留学した経験があり、卒業後はオーストラリアでの永住を目指しています。現在は日本の大手留学エージェントでマーケティングのインターン中です。現地の留学機関などでの日本人スタッフの需要はありますか?
A:あります!留学エージェントは日本人が活躍している一つのフィールドです。その経験を活かして、TAFEやColloge、大学への転職をして、教育機関の中でキャリアアップをしている方もすごく多いです。一方で人気も高い職業で、実は倍率が高い分野の一つです。
Q:他文化な環境で働きたいと思い、オーストラリアでの進学と就職を目指しています。将来日本に戻ることを視野に大学院でマネジメントを学ぶ予定です。この分野はオーストラリア人で飽和状態か教えてください。
A:これは事実としてお伝えしますが、実は、オーストラリアにある企業(日系も含む)は課長以上のマネジメントポジションになると、ほぼオーストラリア人しかいません。そのため、移民が管理職以上で活躍するのは、現時点ではまだまだハードルが高いという事実があります。一方で、駐在員は管理職で渡豪するケースも多いので、日系企業に限っていえば、駐在員という選択肢も視野に入れると可能性が広がると思います。
Q:大学卒業後、職歴を積まずに大学院へ就職しました。日本での就職後3年程度を目処にオーストラリアへ戻ってくる方法はありますか?(Bachelor of Computer Science → Master of Data Science)
A:大学院卒業の場合は、その専門性を活かして、オーストラリアでそのまま就職目指すのが理想的です。特にData Science系の分野であれば、需要も高いので卒業生ビザをフル活用して、就職を目指していくのがいいのではないかと思います。
Q:オーストラリアでの貿易事務の仕事に興味があります。この分野のキャリアアップとしては、どのようなポジションが考えれられますか?
A:実例を挙げると、貿易事務で活躍している方もいますが、通関士の資格を取得して、通関士として活躍している方もいらっしゃいます。通関士の資格はTAFEで取得できます。また、その経験を活かしてE -コマースなどでご自身のビジネスを立ち上げる方もいらっしゃいます。なので、通関士などの資格を取得もしくはビジネスオーナーとしてのキャリアアップが考えられます。
Q:各国と比較して、オーストラリア独自の就職文化などはありますか?
A:オーストラリア就職は基本的には、卒業大学名が重視されません。何を専攻(勉強)したかを問われます。また、変わってる文化としては、ビジネスパートナー選定やビジネス関係などにおいて、大学よりも高校でのネットワークが強いように感じます。従って、どの高校を卒業したのか見られる可能性があるのはオーストラリアならではかもしれません。
Q:オーストラリアで、軍事アナリストを学ぶ予定です。この分野で日本人がオーストラリアで活躍するのは難しいでしょうか?
A:Defence Force(国防)関連での就職はオーストラリアの国籍が必要です。永住権=外国人なので、国防に携わる業務については、オーストラリア人になる(である)必要があります。永住権と国籍保持者の大きな違いとして、公務員(警察官、政府関係の仕事)に就けるか就けないか、選挙権があるかないかという点が挙げられます。
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