オーストラリア就職

【オーストラリア就職#32】新卒から現地マーケターへ

海外留学からオーストラリア就職!現地マーケターへ

今回の動画は、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学(UNSW)でインフォメーションシステムを学び、現在シドニーでマーケティングの仕事をしている福田さんにお話を伺います。新卒で現地の企業に就職したということで、現地の就活や仕事について聞きました!

  • 海外留学を目標を高校は国際バカロレアコースへ
  • 大学と専攻選び
  • 新卒での仕事探し
  • 実は1回解雇されました
  • 現地での就活アドバイスとメッセージ

海外大学へ進学の決断

楠本:留学を考えたきっかけはなんだったんですか?

福田:兄が上海に留学していた影響で、自然と海外に興味を持ちました。小学生の頃から漠然と海外に憧れがあって、ハリーポッターを見てオックスフォード大学に行きたい!と思っていたんです(笑)。

楠本:高校は国際バカロレア(IB)コースを選んだんですよね?

福田:そうです。最初から海外大学進学を視野に入れていたので都立国際高校のIBコースに入りました。IBは、海外の大学に出願しやすいカリキュラム、国際的に通用するプログラムになっていて、授業も全て英語です。2年間の最終スコアで海外のどこの大学にも出願できる仕組みになっています。もともと英語が得意だったわけではないので、最初はすごく大変でした。周りには帰国子女も多く、入学してすぐのTOEICで満点を取る人が全校の10%程いました。

楠本:最終的にニューサウスウェールズ大学(UNSW)を選んだ理由は?

福田:最初はイギリスの大学など「ザ・海外」のようなイメージで考えていたのですが、高校2年生頃からはアジア圏やオーストラリアにも視野を向け始めました。シンガポール国立大学も考えていたんですが、IBのスコアが少し足りなかったんです。それでオーストラリアの大学を調べたところ、UNSWはIT系の分野に強く、ITとビジネスをつなぐインフォメーションシステムという専攻も、自分に合っていると感じたのでUNSWに決めました。専攻をITに決めたのは、父親がIT系の会社をやっていたからです。影響受けてますね(笑)。

楠本:ちなみに都立国際高校でIBコースを卒業した皆さんは、卒業後どのような進路に進んでいるのですか?

福田:全校ではなく、1学年につき20名程度がIBコースなんです。IBコースと別のコースで高校入学時の入試は別々に実施されているんです。卒業後は、約7割が海外の大学に進学しています。センター試験を受けて、日本の大学に進学する人もいました。IBスコアを利用した日本の大学への進学は、逆に難しかったような記憶があります。IB自体が新しいコンセプトなので、IBでの進学を導入している大学がそもそも少なかったり、結構高い点数がないと進学できなかったように思います。当時は、学部にもよりますが、例えばUNSWはIB45点満点中31点程度、オックスフォード大学だと43点とかで進学できる仕組みになっています。

オーストラリアでの就職活動

楠本:卒業後は日本で就職する予定だったとか?

福田:はい。最初は3年間の留学が終わったら日本での就職を考えていて、帰国生向けの就職サービスにも登録していました。でも、当時のパートナーに「なんでこっちで仕事を探さないの?」と言われて、確かに挑戦してみる価値はあるなと思いました。ちょうど卒業生ビザが2年間降りますし、それを使わないのはもったいなと思ってオーストラリアで働いてみようと決めました。

楠本:オーストラリアで新卒で仕事を見つけるっていうのはいかがでしたか?オーストラリアは留学生だけじゃなくて、現地の人にとっても新卒市場はすごく厳しいですよね。経験がないという理由で非常に難しいです。例えば、仮に福田さんが日本で新卒の就活をする場合と、オーストラリアで現地の仕事を探す場合は、選択肢が本当に変わってくると思うんです。なので、新卒は日本で就職する方が、やりたい仕事に就ける可能性が高いというのが自論なんですが、いかがでしたか?

福田:そうですね。オーストラリアでは即戦力が求められるので、実務経験がないと仕事を得るのが難しいんです。だから、学生だしまずはインターンから始めようと思いました。

楠本:どうやってインターンを探しましたか?

福田:当時は日本食レストランでバイトをしていたんですが、キャリアに直結しないので、キャリアにつながる仕事をしようを思いました。現地だとやっぱり競争率が高いので、JAMSという日本人向けの求人サイトを毎日チェックし、1ヶ月くらいずっと探して、とにかくメールしまくりました。大学のサークルでSNSマーケティングをしていた経験があって、それが楽しいなと思っていた時期だったので、インフォメーションシステム系ではなく、マーケティングで仕事探しを始めました。そしたらJAMSにKOKOSという留学エージェントのマーケティングインターンを見つけたので応募しました。「一度でも良いから会ってください!」ってメールしました。

楠本:専攻と違う仕事を掴むのは、どうでしたか?

福田:マーケティングのジュニアは仕事をしながら学べる内容が多いです。結構雑用的な部分も多いので、情熱でカバーできる。例えば、エンジニアとかプログラミングとかテック系は知識がないとできないですが、マーケティングは入りやすいのではと思います。インフォメーションシステムの場合は、ITコンサルなどが進路先としてありますが、仕事内容を見るとあまり興味が持てなくて、インターンはマーケティングにしようと決めました。

インターンではWebサイトの更新とか、大したことはやってないんですが、こういうことをするんだっていうのがわかるので、それをそのまま経験として就活に活かしました。

オーストラリアはやっぱり経験が重視されるので、レジュメに何が書けるかが勝負。自分が応募する職と関連がある実績をレジュメに書けるかどうかで勝負が決まる。なので、マーケティング職であれば、フォロワーを何%増やしたとか、このマーケティング戦略でこういう結果を得たとか書けるようにするのが重要ですよね。

大したことやってないって自分で思っていても思っちゃだめなんです。仕事探しにおいては日本人の謙虚さを捨てる方がいいかなと思います。

初めての仕事と海外でのマーケターのキャリア

楠本:KOKOS(留学エージェント)のインターン経験を経て就職活動はトントン拍子に決まりました?

福田:いや、最初のうちは全然ダメで。ネットワーキングが大事だと感じました。SeekやLinkedInで応募するだけでなく、サークルのつながりを活用して、IT系企業にアプローチしました。結局そこで受からなくても、その経験を何度か繰り返してやっていきました。

楠本:それが最初のフルタイムの仕事ですか?

福田:最初はアメリカに本社を置くソフトウェアの会社です。LinkedInで求人広告を見つけて応募しました。Japaneseをキーワードに探しました。LinkedInはリクルーターに直接メッセージを送ることができて、メッセージをした2日後に面接、翌日には採用が決まりました。そのポジションは、日本語のコンテンツの翻訳とか、日本語版のウェブサイトを作るとか、日本のエージェントとの間を取り持つような仕事でした。6ヶ月のインターンを経て、正社員にしてもらったんです。

楠本:パフォーマンスが認められたんですね!そこでずっと働いていたわけではなく転職されているんですね。

福田:実はその会社は2年でレイオフ(解雇)されました。当時、IT関連の会社はコロナ禍に一気に業績が伸びた影響で、過剰に人材を採用していたんです。コロナが終わるにつれてその問題が顕在化してきて、当時働いていた会社ではグローバルで10%、APACで25%が解雇されました。

楠本:その当時の心境はいかがでしたか?IT系やファイナンス系は解雇が多いですもんね。

福田:1週間くらい泣いてました。チームが好きだったので、そのチームで働けないことが悲しかった。でも、仕事もないし、しょうがないのでLinkedInでまた仕事を探し始めました。私を含め、IT業界にいる人は、解雇される可能性があることをわかって働いています。今はそれを乗り越えて、鋼のメンタルです(笑)。自分のゴールからの逆算思考も身についたかもしれませんね。

楠本:今の目標はありますか?

福田:今、私がやっているマーケティングは結構セールスに近いマーケティングで、リードを獲得してそれを営業に回す。そういう今やっていることを高いクオリティーでできるようになるというのが直近の目標です。将来的にはAPACを管轄するマーケターになりたいです。

オーストラリアで働きたい人へのアドバイス

楠本:将来的には起業も視野に入れたり、やりたいことが山ほどある中で、あの時こうしておけばというようなポイントやアドバイスはありますか?

福田:まずは、大学在学中からネットワークを作っておく。そして、自分が将来何をしたいかを明確にしておく。こういう仕事に就きたいなというのがあるなら、それをしている人に話を聞きにいく。

楠本:もっとアクションを早くしておけば良かったなってことですね。

福田:こんな私に時間を割いてくれないんじゃないかって、当時は話を聞きに行くことに怯えていました。でも、実際には話を聞きたいと思ってくれるのは嬉しいじゃないですか。学生の頃はそれをわかっていなかったので。話を聞いて、これは私に向いていないなと思うかもしれないし、気になったら具体的に聞いてみてもいいと思います。

楠本:今はLinkedInでメッセージも送れちゃう時代ですしね。

福田:LinkedInを使うことで、不可能と思っていたことも何かしらの方法があるんだなと実感しています。

楠本:要は行動して、色々実際に話も聞いてみて、なりたい自分をよりもっと具体的に想像を膨らますということですね。

福田:あとは、やっぱり英語ですね。今の自分の日本語力くらい英語を高めることができれば何も怖くない。本当に海外で働きたいとか留学したいっていう想いがある人は絶対それは叶う!自分には無理って絶対に思わないでほしい。

楠本:貴重なお話、ありがとうございました!オーストラリア就職を目指す人にとって参考になる内容でした。


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