日本で営業職としてキャリアを積んだ後、都市計画関連未経験の状態からオーストラリアへ渡り、メルボルン大学の大学院でUrban Plannerを学んだのち、現在はビクトリア州でアーバンプランナー(都市計画)として活躍する松村さん。実はアーバンプランナーは、最近CAREER MEISTERの問い合わせでも増えている人気の職種の一つなんです。
今回は、
「なぜ安定した日本のキャリアを手放したのか」
「都市計画という仕事のリアル」
について、松村さんの実体験をもとに紐解いていきます。
海外で働くことを“憧れ”で終わらせず、現実のキャリアに変えてきた一人のストーリーを、ぜひご覧ください。
※詳しくは動画で話しています
楠本:
まずは松村さんのご経歴から教えてください。日本ではどんなお仕事をされていたんでしょうか?
松村:
日本では新卒から営業職として働いていました。いわゆる大手に分類される日本のメーカー企業で、エリア営業・新規営業を担当していました。
楠本:
そこから全く異なる分野、しかも海外の「都市計画」という専門職に進まれていますよね。かなり大きな転換だと思いますが、きっかけは何だったのでしょうか?
松村:
一番大きかったのは、新規開拓で自治体と関わりを持ったことです。自治体に商品を売るためには、まず前提として相手のことを知らないといけない。マスタープランを読んだり、接点のある方や知見のある方にまちの話を聞いていくうちに、まちをどうしていくかと考える思考に興味を持ったことが都市計画に興味を持ったきっかけです。
アーバンプランナーって大きく分けると戦略計画をつくるstrategic plannerというものと法定計画statutory plannerっていう2つがありますが、私は法定計画をやっています。
ちなみに大学時代は法律を勉強していましたので、全然繋がりはありません。
楠本:
新卒から5年、大手企業で営業として働かれて、いわゆる“安定”の道ですよね。ちょうど任せられる仕事が変わってくる時期だったり。それを手放して留学を選ぶのは、相当な勇気が必要だったのではないですか?
松村:
そうですね、周りからは少しネガティブな反応が多かったです。もちろん応援してくれる人もいましたが、どちらかというと、なんで?というのが多かったですね。
悩んでいた時に「建築を仕事にする」という建築関連で海外で活躍されている方の経験談が1冊にまとまっている福岡孝則さん著書の本に出会いました。その本を読んで、海外で働く選択肢があるのかと思い、「これなら、私でも適用できるのはないか」と、第一人者になりたいという面と、先人がいる安心感とで決断しました。
楠本:
例えば、日本の大学院に進学する選択肢はなかったんですか?
松村:
日本での転職は検討していました。例えば、デベロッパーとまではいかなくてもインフラ系、これから都市計画をやっていこうとしている企業とかも検討していました。
楠本:
なぜ都市計画でオーストラリアを選ばれたんですか?ヨーロッパなどのイメージが強いのかなと思いましたが。
松村:
おそらく都市計画としてオーストラリアを選ぶのはあまりメジャーではないと思います。
楠本:
今、オーストラリアでは家不足だったり、逆に日本では家が余っているという真逆の環境で、学ぶには面白い市場なのかなとは思いましたが、いかがでしょうか?
松村:
自分がいろんな国を見た中で、自然に対する強い意識がある国がいいなと思っていました。自然と都市という相反するものがどう共存しているのかということが知りたくて、自然がたくさんあるオーストラリアに決めました。メルボルンにした理由は、例えば、アートやファッションなどカルチャーが色濃くて、都市・自然・カルチャーの3つのがどう共存しているのかを知りたかったからです。
楠本:
大学院への留学、そして都市計画はかなり専門性の高い分野ですよね。いきなり留学に挑戦することに、ハードルは感じませんでしたか?
松村:
正直、ハードルは高かったです。英語は大嫌いで、もう絶対に日本語圏外にはいかないと誓っていたくらいです。ところが、海外旅行を通じて、英語がツールだと思えるように視点が変わってからは、ここで拒否するのはちょっと違うなと思い、英会話教室にも通いました。
仕事を退職して、まずは願書を提出。英語以外の条件付きで合格をもらいました。そこから、もう英語をやるしかない状況に追い込み、フィリピンで3ヶ月ほど英語漬け。なんとか英語をクリアして、メルボルン大学の大学院でUrban Plannerを学べることになりました。
学費は前職からの貯金でなんとか工面できました。
楠本:
それは多くの日本人にとって希望になりますね。行動力もすごいですね。
松村:
そう思います。英語も決して得意ではありませんでしたが、「完璧じゃなくてもいいから、まず行動する」ことを意識していました。
楠本:
大人になってから学び直しをする、大学院に行かれて、大変なことはなかったですか?
松村:
大学生活は基本的に楽しかったです!日本では、スポーツ推薦だったってこともあって、なんとなく大学に行って、なんとなく学部も選んで、ただただ単位のために通っていました。むしろ、アメフト部で部活に打ち込んでいたので、大学に行ってたような、行っていなかったような。ただ、オーストラリアでは自分で大学院に行くと決めて、学びたい科目を選んで、どう将来やりたいことに役立つかまで考えながら選択をして、学びたいことが学べている幸せを感じました。なので、楽しかったです!
楠本:
ちなみに都市計画を勉強する方のバックグランドはどんな方が多いんですか?
松村:
国別で行くとオーストラリア人が7割で、インターナショナルが3割のイメージです。建築系だった人もいれば、政治系、社会学系の人もいたり、アーティストで壁に絵を描いていた人がその延長で都市計画を学んでいたり、結構バラエティに富んでいました。
楠本:
卒業後はみなさんどういう方向に進んで行かれるんですか?
松村:
卒業後は、自治体で都市計画関連の仕事をしている人が多いです。他には、一般企業のデベロッパーや、NPOでのソーシャルハウジング関連などがいます。
楠本:
大学生活は楽しまれたようですが、大変な壁などはなかったですか?
松村:
情報が全然ない。という意味では大変でした。この分野での先輩の体験談は限られているので、仕事の探し方など、手探りでした。
楠本:
そんな中、どうオーストラリアで仕事を掴んでいったのかに関して後編でお話していけたらと思います。後編もよろしくお願いいたします。
CAREER MEISTERでは、オーストラリア就職無料相談を受け付けています。
相談はこちら▶︎無料キャリア相談
Career Meister connects you to your dream job across all aspects of the industries. We have connected hundreds of people in Melbourne with their dream job.
Why Career Meister? We have a strong connection to Japanese companies located in Melbourne and companies having a business relationship with Japan.
Our experts are here to help create a new or continue a career pathway.
Let us find more about you!
Sign Up Now!