オーストラリア人事協会(AHRI)の最新レポートによると、オーストラリア企業における出社義務の強化はむしろ減少傾向にあり、ハイブリッド勤務制度は「縮小」ではなく「定着」のフェーズに入ったことが明らかになりました。
🔹 ハイブリッド勤務は今や標準的な働き方
2025年時点で、従業員に週3〜5日の出社を求める企業は44%と、昨年の48%から減少。最も一般的な勤務形態は「週3日の出社」で、これも2023年から変わっていません。
🔹 企業の7割が今の体制を維持予定
今後2年間にわたり、現在のハイブリッドモデルを維持する予定の企業は70%(2023年は59%)。フレキシブルな働き方は、優秀な人材の確保と定着のための戦略の一部として定着しています。
🔹 柔軟な働き方の多様化も進行中
今後さらに18%の企業が圧縮勤務制度の導入を予定しています。
ちなみにCAREER MEISTERでは、出社義務は設けておらず、各チーム、各人の判断に委ねるスタイルを採用しています。信頼をベースに、オフィス勤務・在宅勤務問わず、柔軟なスケジューリングを実現しています。
ハイブリッド勤務は一時的なブームではなく、企業文化の一部として根付きつつあります。社員の信頼と柔軟性を基盤にした働き方が、いま求められる「強く、しなやかな組織」を形作っていくのかもしれません。
【参考文献】
Australian HR Institute. (2025). Hybrid and Flexible Working Practices in Australian Workplaces in 2025: https://www.ahri.com.au/wp-content/uploads/Hybrid-and-Flexible-Working-Report-2025.pdf
Category: オーストラリアの就職事情 / コラム / 働き方
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